――お互いにすごいなと思ったことを教えてください。

目黒:ご飯を食べながら撮るシーンが多く、ハルはガツガツ食べてやりとりしているのですが、ガクは全然食べていなくて、こんなにおいしそうなものを目の前にして、食べたいはずなのに我慢してすごいなと思います(笑)。昨日はおいしそうなチャーハンが目の前にあって、食べたいだろうになと。

佐野:僕のこと犬だと思っています!? つらいですけど、台本に「食べないでください」と書いてあるので食べないですよ(笑)。僕がすごいなと思うところは、目黒さんの口癖って「ありがとうございます」なんです。口癖が「ありがとうございます」ってとても素敵だなと思って。大人になってくると雑になりがちだと思いますが、丁寧に言えるのはすごいなと思い、僕もそこから意識しています。

目黒:僕も佐野くん礼儀正しいなと思いました。インスタライブのイメージがあったので、楽しくて明るい感じの方なのかなと思っていたのですが、初めてお会いしたポスター撮影のときから、めっちゃ礼儀正しいなと。こんなに丁寧にあいさつしてくださるんだと思いました。

  • “札束風呂”に浸かるハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)をメインとした『トリリオンゲーム』ポスタービジュアル

――先ほど佐野さんは、目黒さんのことを真面目ともおっしゃっていましたが、どんなところを見て真面目だなと思いましたか?

佐野:1シーン1シーンに今できるすべてを注ぎ込んでいて、監督の意見も柔軟に聞き、話し合いをした上で、すごく考えてやっていらっしゃるので、尊敬しますし学ぶことが本当に多いなと感じています。

――共通の話題で距離が縮まったなど、盛り上がった話がありましたら教えてください。

佐野:好きな食べ物の話をしたのは覚えています。

目黒:共通点としてサッカーをやっていたという話はしました。

――お互いに聞いてみたいことはありますか?

目黒:「どうやったらそんなに面白くインスタライブできますか?」って。僕も1回だけインスタライブをやったことがあるんですけど、いまいちうまくできず、何もしゃべらなくて。

佐野:無音? 僕、教えます(笑)。コツは、いかにしゃべり倒せるか。

――佐野さんは目黒さんに聞きたいことはありますか?

佐野:なんでそんなに謙虚なのかなと。ちょっと調子に乗ってほしいんですよね(笑)。あまりに謙虚なんで、インスタライブで謙虚じゃない自分を思い返して自分が情けなくなって。多少調子に乗ってほしいのですが、本当に謙虚で礼儀正しくて、自分を見つめ直す機会をいただいています。「ありがとうございます」の口癖もそうだし、スタッフさんへの感じなども、素晴らしい出来た人間だなど思うことが多いので、それはなぜなのか聞きたいです。

目黒:昨日いきなり、「お父さんって厳しかったですか?」と聞かれて、「お父さんとお母さんどっちかというと、お父さんのほうが厳しかったです」と答えたら、「やっぱり。お父さんだと思いました。僕はお母さんでした」みたいな話をしました。

――最後に1話に向けての見どころをアピールお願いします。

佐野:自分たちでも笑ってしまうようなシーンがあったり、家で台本を読んでいるだけでは生まれない自分の表情や、2人のコンビネーションもあって、楽しいなと思う瞬間があるというのは僕の中ですごくうれしくて、今後もそういう瞬間が目黒さんとなら作れそうだなと思うので、期待してもらっていいと思います。今の若い世代は何をやったらいいのか悩んでいる方も多く、インスタライブでもそういうコメントがすごく来るのですが、ハルくんのとりあえずやってみる姿勢は今の若い世代、もちろんそうではない人たちにも元気を与えると思うので、ぜひ見ていただきたいです。

目黒:ハルとガクの2人の関係性が軸になっていきますが、1話でけっこうインパクトを残せるぐらいのわがままっぷりも見られると思います。大きい夢を言いづらい世の中だなと思うこともありますが、「もっと夢を持っていいんだ」「大きい夢を口に出していいんだ」と見てくださる方に思ってもらえるような作品にしていけたらいいなと思うので、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。

  • 『トリリオンゲーム』相関図

(C)TBS