7月14日にスタートするTBS系金曜ドラマ『トリリオンゲーム』(毎週金曜22:00~)で連続ドラマ単独初主演を務める目黒蓮(Snow Man)とタッグを組む佐野勇斗にインタビュー。初共演の感想や本作の魅力について話を聞いた。

  • 『トリリオンゲーム』主人公・ハル役の目黒蓮(左)とガク役の佐野勇斗

『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載中の同名漫画を原作とする本作は、“世界一のワガママ男”のハルと“気弱なパソコンオタク”のガクという正反対の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで、この世のすべてを手に入れようと成り上がるノンストップ・エンターテインメント。主人公のハルを目黒、ガクを佐野が演じる。

――お二人は初共演となりますが、お互いの印象をお聞かせください。

目黒:佐野くんがガクをやると知ったときに佐野くんのことを調べたら、キッチンでインスタライブをしていて、すごく流暢にしゃべっていて面白い方だなと思いました。実際に会ったときにビジュアルがガクっぽいなと思いましたが、ガクより流暢にしゃべる方だなという印象です。最初に調べたのがインスタライブだったので。

佐野:入りとしては、、、(笑)。僕は原作も目黒さんのことももちろん知っていて、今の世代でハルができるのは目黒さんしかいないと思ったので、ぴったりだなと思いました。実際にお会いしたときも役としてぴったりだなと思いましたが、すごく無茶ぶりが多いです(笑)。SNSを撮るときなどに「バズらせるために頑張ろう」とおっしゃって、何を言ってくださるかなと思っていたら、8割ぐらい僕に丸投げを(笑)。でも、すごく真面目で礼儀正しい方で、学ぶことが多いです。

――初タッグとして関係性が出来上がってきていますか?

目黒:今まで自分は物静かな感じの役が多く、現場でもそういう風にいたほうがお芝居に入っていきやすいタイプでした。今回は今までとは全然違う役柄ですが、佐野くんに無茶ぶりをしてみたり、裏でも役に近い関係性でいられたら本番やりやすいと思って意識しています。

佐野:目黒さんが一番初めのときに「裏でもお互いの関係性を」と言ってくださって、休憩中もお話させてもらっているのですが、その感じが芝居にも出始めているというか、ハルが主導でガクを困らせることがすごく多くて、まだ序盤ですが関係性が出来上がっていて、これからがさらに楽しみだなと思います。

目黒:佐野くんと一緒にできてよかったなと思いますし、これからの関係性がどうなっていくのか自分も楽しみなぐらい、関係性ができているのでありがたいです。

――お互いに、ここがハルにハマりそう、ガクにハマりそうと感じているところを教えてください。

目黒:SNSを撮る際に無茶ぶりをしたときの困った顔とか、そのままガクに直結していくのかなと。本番中にいきなりアドリブを言ってみて、それに困ってあたふたしているガクの表情もリンクしているなと思います。

佐野:僕が困っている顔を見たときの目黒さんの顔は『ハルやな』と(笑)。すごく笑ってくださるので僕もやりやすいのですが、大爆笑している感じがめっちゃハルっぽいなと毎回思います。

――ご自身の役についてはどのように捉えていますか?

目黒:ハルは自分の素の性格とは反対のほうにいますが、だからこそ挑戦する意味があるし、共通点が全くないわけではなく、ハルとガクが人生を駆け上がっていく感じは自分とリンクする部分があるなと思います。自分の人生も何もないところから登っていき、さすがにこれは無理じゃないかと思うこともたくさんやってきたので。

――ノリが軽いセリフもたくさんありますが、そこは本来の目黒さんのテンションは真逆ですか?

目黒:そうですね。そういうところは素の僕とは違いますが、監督と3人でどれぐらいのテンション感で表現するのか話しながら研究して演じています。

佐野:僕もパブリックイメージだとガクとは違い、どちらかというとハルに近いイメージを抱いている方が多いかもしれませんが、ガクに対して同じだなと思うことも多いです。意外と人見知りなところがあったり、目黒さんと同じく、無理なのではないかと思うようなこともやってきたり、そういうところはリンクしていると思います。