スパイダークモノスに変身する「ジェラミー・ブラシエリ」

スーパー戦隊最新作『王様戦隊キングオージャー』より、新たに登場する追加戦士として、スパイダークモノスに変身する「ジェラミー・ブラシエリ」の情報が公開された。

クワガタオージャー/ギラ(酒井大成)、トンボオージャー/ヤンマ・ガスト(渡辺碧斗)、カマキリオージャー/ヒメノ・ラン(村上愛花)、パピヨンオージャー/リタ・カニスカ(平川結月)、ハチオージャー/カグラギ・ディボウスキ(佳久創)ら5人の王様がヒーローとなり、昆虫モチーフのロボとともに人類滅亡を目論む強敵・地帝国「バグナラク」に立ち向かっていくファンタジー大作として話題沸騰中の本作。なんと5月14日放送の第11話から、待望の新メンバーが登場することが発表された。その新たなキャラクターの名は、ジェラミー・ブラシエリ。

謎が多く、まだまだすべてを明かすことのできないこの重要人物を、若手注目俳優・池田匡志(いけだ・まさし)が演じる。2021年にドラマ『TOKYO MER』で俳優デビュー、その後も『もしも、イケメンだけの高校があったら』(2022年)、『君の花になる』(2022年)と、着実にキャリアを積んでいる池田が、謎多きキーマン・ジェラミー役に全力で挑む。

出演が決まった瞬間は「ぼう然」、その後時間が経って「高揚感と期待で胸がいっぱいになった」という池田だが、現在は「毎日新しい感覚を味わっているところです。そして、すべてが“初めて”の連続で、常に感動しています」と、初の特撮作品で充実した日々を送っている様子。第11話から、どんなジェラミーを見せてくれるのかに、今から期待が高まる。

2000年前にチキューの人類を救った英雄は5人だと言われていたのだが、実は6人目がいて……。池田演じるジェラミー・ブラシエリは、どうやらその6人目の英雄の血を継ぐ人物のようで、キングオージャーの伝説を伝える「語り部」を自称している。ということは、見た目は普通の青年だけど、結構年を取っているのか!?……など、いきなり謎だらけ! また、語り部としてのプライドからか、伝達方法に特徴があり、出会ったギラたちにも「行間を読み取れ!」と、肝心なことは言葉にしない独特のスタイルでの会話を強要。そのためスムーズに意思疎通ができず、なかなか人に理解してもらえない。しかも、争いを嫌う平和主義者で、キングオージャーとバグナラクとの戦いでも中立の立場を貫こうとするのだが、その真意はまだまだ謎。はたして、ジェラミーは敵か味方か……? いずれにしても、キーマンになること必至の重要キャラといえる。

そんなジェラミーだが、戦闘時は変身剣クモノスレイヤーでスパイダークモノスに変身! ヴェノミックスシューターを武器に、クモの糸を操って攻撃する。はたして、スパイダークモノス/ジェラミーが戦う敵はキングオージャーなのか、バグナラクなのか……今後の展開から目が離せない。

さらに今回、ジェラミーを演じる池田が、第1話からナレーションを担当していたことも明かされた。「語り部」だけに、実は第1話から視聴者に物語のポイントを声で伝えていたのだった。「昔から自分の声に自信がなかったので、最初はすごく不安でした」と語る池田だが、「これからは『このナレーションもジェラミーの声なんだ!』と思いながら聞いていただけるとうれしいです」とコメントしてくれた。

なお、スパイダークモノスが使用する変身アイテムのなりきり玩具「DXクモノスレイヤー」(6,600円/税込)が、2023年5月20日に発売されることも決定した。チェンジクモノスキーをクモノスレイヤーに差し込んで回すと、タランチュラの脚が展開し、目が発光。 スパイダークモノスの変身なりきり遊びが楽しめる。

池田匡志(スパイダークモノス/ジェラミー・ブラシエリ 役)コメント

――『王様戦隊キングオージャー』に出演が決まったときのお気持ちは?

合格を聞いた瞬間は、「うれしい!」「ビックリ!」みたいな感じというよりかは、ぼう然として実感が湧きませんでした。時間が経つにつれて、ジワジワ実感してきて……そこでようやく高揚感と期待で胸がいっぱいになりました。

小さい頃、『仮面ライダー555(ファイズ)』(2003~2004年)の大ファンだったんです。変身ベルトなども全部揃えるほど好きで見ていました。スーパー戦隊シリーズは、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(2022~2023年)を拝見して、ヒーローショーも観に行きました! その時、皆さんのヒーローとしての佇まいがすごく素敵で、「こういうヒーローを僕がやるんだな……」という責任を感じたことを覚えています。そして、同じ事務所ということもあって、『ドンブラザーズ』に出演していた志田こはくちゃんからお話を聞かせてもらったり、セリフの練習に付き合ってもらったりしたんです。一緒に練習してすごく楽しかったですし、とても勉強になりました。

――ジェラミーをどんな風に演じていこうと思っていますか?

ジェラミーは「語り部」ということもあって、とにかくしゃべるのが大好きで、ふざけることも好きな人なんだと思っています。でも、その中に可愛さや無邪気さがあるんですよね。そして、争いが嫌いな誰よりも平和主義なキャラクターです。ジェラミーは、とても余裕のある人物で、人と楽しんで会話をしているので、そういう魅力を常にお見せしていきたいです。そして、衣装もカッコイイです! この衣装を着るとスイッチが入って、テンションがすごく上がります。もともと白が好きで、私服でもよく着ているので、個人的にもこの衣装を着れてうれしいです。「人生でこんな王子様っぽい衣装を着る機会があるんだ!」と思いながら、毎日着ています(笑)。

――実は第1話からナレーションを担当されていましたが……?

普段見ていたアニメやドラマに出てくるナレーションを自分がやっているという不思議な感覚が、実は今でも続いています。これからは「このナレーションもジェラミーの声なんだ!」と思いながら聞いていただけるとうれしいです。

――初めての特撮作品ということですが、驚いたことはありますか?

日々、驚きでいっぱいです(笑)。まず初めてグリーンバックで撮影して驚き、アクションシーンでも驚いて、毎日新しい感覚を味わっているところです。そして、何より僕自身が変身するということ……すべてが“初めて”の連続で、常に感動しています。初めて変身シーンを撮影したときは、頑張って「俺はヒーローなんだ」と言い聞かせながら変身しました(笑)。まだ、完成した映像を見ていないので、どんな風になっているのか楽しみです。ついに夢だった変身ができてうれしかったです。

――『キングオージャー』のメンバーと一緒に撮影してみていかがですか?

みんな気さくな方ばかりですし、本当に優しいんです。僕は途中から参加するということで、不安もあったんですが、皆さん話しかけてくれたり、仲良くしてくださるので本当にうれしいです。これからどんどん仲を深めていけたらいいなと思っています。

――最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

『王様戦隊キングオージャー』が素晴らしい作品になるように、ジェラミーが皆さんから愛されるキャラクターになるように、1年間精一杯頑張ります。今後、ジェラミーが物語にどんな刺激や影響を与えていくのかにも、どうぞご期待ください!

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