Houzz Japanは3月7日、「2023年版 Houzz Japan キッチンアンケート調査」の結果を発表した。調査は2022年11月~12月、Houzz の登録ユーザーのうち、キッチンの工事を計画中、実施中または最近完了した人を対象にインターネットで行われ、134名から回答を得た。

  • キッチンのデザインスタイル

    キッチンのデザインスタイル

同アンケートでは、キッチンに関する「設備」「新しい機能」「デザイン」「材質」「カラー」「キャビネット」など、多くの項目について回答を集計。その結果、大多数(86%)がキッチン工事の際にサステナブルな機能を取り入れていることが判明。特に「LED電球」(61%)、「節水型設備」(37%)、「省エネ仕様の家電」(23%)などの人気が高かったほか、約3人に1人が、リフォームの際に持続可能な選択肢として「時代を超えたデザイン」(30%)を採用しているよう。

また、キッチン工事の依頼は、95%が「専門家に依頼する・した」と答えており、需要が高い業種は「工務店」(45%)、「キッチンのリフォーム会社」(27%)、「建築家」(13%)となった。

人気のデザインスタイルは、1位「モダン」(26%)、2位「北欧」(11%)、3位「インダストリアル」(6%)、4位「カントリー」(4%)という結果に。人気のカラーは1位「白」、2位「グレー」で、「白」の採用率は「壁」が57%、「キッチンパネル」が44%、「キャビネット」が23%。「ワークトップ」では「白」と「ステンレス(シルバー)」がともに37%と人気を二分した。

  • パントリー需要の高まり

    パントリー需要の高まり

新しいビルトイン機能や設備については、「調理台」(29%)のほかに、「パントリー(棚・キャビネット)」(26%)や、「ウォークインタイプのパントリー」(16%)のための場所を確保した人が目立つ結果に。

  • ハイテク機能付き家電

    ハイテク機能付き家電

また、新しい家電製品を取り入れた際、それらに備わっているハイテク機能に注目して見ると、「Wi-Fi 接続」(30%)や「スマートフォン・タブレットによる遠隔操作」(25%)、「スマートホームデバイスとの接続」(18%)などが上位に。

キッチンの使い方は多様化しており、単に料理をする場ではなく、「食事」(36%)や「おもてなし」(28%)、「パンやお菓子作り」(24%)、「テレビ鑑賞」(18%)の場でもあるよう。さらに、3人に1人(32%)はキッチンで「仕事」をするなど、6割以上の回答者(62%)が、リフォーム後にライフスタイルがより健康的になったとしている。