俳優の神木隆之介が主演を務める2023年度前期のNHK連続テレビ小説『らんまん』。10月17日より高知県内でのロケが始まり、主演の神木とヒロインの浜辺美波が本日21日に県内各地のゆかりの地を訪ねた。

  • 神木隆之介と浜辺美波

連続テレビ小説第108作となる本作は、春らんまんの明治の世を天真らんまんに駆け抜けた、日本の植物学の父・牧野富太郎がモデル。その喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花やみずみずしい里山の情景とともに描き、日本の朝に癒やしと感動のひとときを届ける。

実在の人物である槙野万太郎と妻・寿衛をモデルとするが、激動の時代を夢に向かって生きたある植物学者と妻の物語として大胆に再構成。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描く。主人公・槙野万太郎を神木隆之介、妻となるヒロイン・寿恵子を浜辺美波が演じる。

神木と浜辺は、主人公のモデル・牧野富太郎ゆかりの地、横倉山(越知町)や名教館・牧野公園(佐川町)を訪問。高知県庁では2人から視察の感想、神木さんはクランクインの報告、浜辺からは収録に向けた意気込みなどが語られた。その後、高知県立牧野植物園を訪ね、牧野富太郎ゆかりの植物に囲まれて「高知ロケクランクイン報告」の会見が行われた。

なお、神木は10月19日に安芸市(の伊尾木洞)でのドラマの冒頭シーンの撮影でクランクイン。浜辺はまだクランクインしておらず、県内各所のゆかりの地の訪問のために高知県入りしている。

神木と浜辺がコメントを寄せた。

■神木隆之介(主人公・槙野万太郎役)

僕は今月19日に高知で、ついにクランクインしました。
これから勝負の一年が始まるという気持ちです。自分にとって朝ドラへの出演はプレッシャーでもありますが、撮影が始まったことで、決意が固まりました。
高知は、過去の出演作でも訪れたことがありますが、またこうやって来ることができて幸せです。
今朝、牧野公園の牧野富太郎さんのお墓を訪れましたが、実は夏にも足を運び、お墓参りをさせていただきました。改めて、「これから、見守っていただければ嬉しいです」とご挨拶をしました。
牧野富太郎さんは、笑顔が素敵で明るい方。そんな魅力的な人間性や植物への思いなど、しっかりと演じられればと思います。

■浜辺美波(ヒロイン・槙野寿恵子役)

私は今回初めて高知に来ました。タクシーの運転手さんが優しくしてくださったり、夕飯を食べに行ったお店の方も料理の説明を丁寧にしてくださったり、高知の皆さんの人柄に感動しています。
今日、展示で見た牧野先生と寿恵子さんの笑顔の写真が素敵で、牧野先生は寿恵子さんのことがとても好きだったのかなと見ながら考えていました。

(C)NHK