女優の福地桃子が、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)で、北条泰時(坂口健太郎)の妻・初を演じることが8日、発表された。大河ドラマ初出演となる。

福地桃子

三谷幸喜氏が脚本を手掛ける本作は、源頼朝の右腕として活躍し、武士の世を盤石にした鎌倉幕府の2代目執権・北条義時の物語。

福地が演じる初は北条義時(小栗旬)の盟友である三浦義村(山本耕史)と出自不明の女性の間に生まれた娘。そうした出生の不確かさに反し、鎌倉幕府の最有力者である北条に嫁ぎ、名宰相として後世に名を残すこととなる北条泰時の妻にして北条家嫡流の母となる人物だ。義村らが西国遠征する際は八重(新垣結衣)のもとに預けられ、金剛とともに育てられる。北条泰時と幼馴染として育ち、泰時を支える存在となる初は物語に今後どのように関わっていくのか。

福地は「この時代を生きた姿、心を想像して何を伝えていくのか大切に、楽しみながら今回参加したいと思っています。初という役を演じている中で、育ての母である八重さんのおもかげをとても感じます。泰時さんを支えていく強さと優しさが共存している初を通して、皆さまに楽しんでいただけますように精一杯向き合いたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします」と意気込んでいる。

福地のほか、北条義時の第三の妻・のえを菊地凛子、朝廷の実力者である土御門通親を関智一、時政とりくの娘婿・平賀朝雅を山中崇、政子と対決する大政治家・藤原兼子をシルビア・グラブが演じることも発表された。菊地、関も大河ドラマ初出演となる。