俳優の黒羽麻璃央が16日、東京・IHIステージアラウンド東京で行われたミュージカル『るろうに剣心 京都編』の取材会に出席した。

  • 黒羽麻璃央

原作は、漫画家・和月伸宏氏による人気コミック。これまでに、アニメ、小説、そして、実写映画など様々なメディアで展開されてきたが、今回は原作の中でも特に人気の高い“京都編”を、ミュージカル界のトップランナー・小池修一郎氏が新作として脚本を書き下ろし、日本で唯一の客席が回転する劇場・IHIステージアラウンド東京で5月17日~6月24日に上演する。

取材会には、主人公・緋村剣心役の小池徹平、剣心の宿敵・志々雄真実を演じる黒羽麻璃央、剣心の師匠であり育ての親でもある十三代目飛天御剣流継承者・比古清十郎役の加藤和樹が出席。

黒羽は、3月に行われた製作発表では包帯衣装で参加したが、この日は包帯を巻いていない姿で登場し、「誰だかわからないというのがあると思いますが、こちらは包帯になる前の志々雄真実さん。ちょっと恥ずかしいです。ずっと包帯だったので」と照れ笑い。小池も「久しぶりに見た、麻璃央の顔」と話した。

そして黒羽は「この劇場に来て2週間くらいお稽古をしまして、稽古場では見えなかったものがどんどん明確に見えてきて、やっている僕たちもこういう風になるんだと。新たな発見もあって、昨日の通しもめちゃめちゃ楽しかったので、初日が開くのが楽しみです」と心境を語った。

また、包帯衣装について「暑いですけど、その熱ささえもだんだん心地よくなってくるというのがあった」とコメント。「見えている部分の面積が少ないので、普段よりもお芝居を大きくしたり工夫したほうがいいと演出を受けていたので、その調整もこの劇場に入ってから、ようやく馴染んできたかな」と手応えを口にした。

体重の変化を聞かれると「(2週間で)1キロくらいは落ちました」と答え、「特に顔かな。顔だけが尋常じゃない暑さがあるので、顔がむくんで劇場に入ってきても、終わる頃にはたぶんスッキリしている」と顔の変化に言及。小池は「今のところ2キロ(減った)」と明かし、加藤は「運動量がすごいから2人(小池と黒羽)とも千穐楽にはガリガリになっていないか心配」と話していた。