レバレジーズは5月12日、看護師の「現在の就労・転職に関する意識調査」の結果を発表した。調査は3月31日~4月7日の期間、看護師1,018名(現職看護師 905名、現在休職中・離職中看護師有資格者113名)を対象に、Webアンケート方式にて行われた。

  • 現職看護師のコロナへの不安

    現職看護師のコロナへの不安

はじめに、現職看護師がどんな施設で働いているのかを調査したところ、「病院(病棟)」が29.5%、次いで「その他(保健所、保育園、学校、老健・高齢者施設、政府・役所など)」(23.0%)、「クリニック」(16.4%)が上位に。

また、現職看護師の職場の約4割がコロナ患者を受け入れており、「受け入れている」と回答した看護師のうち約半数が、何らかの形でコロナ患者の看護にあたっていることがわかった。

そこで、コロナ患者の受け入れにかかわらず、「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、勤務先に何らかの不安や不満を感じたことはありますか?」と尋ねると、現職看護師の72.7%が「はい」と回答。中でも、「感染予防対策」(54.3%)や「スタッフ感染時の対応」(47.7%)に不安を感じている人が多かった。

  • 新型コロナウイルスの流行による復職意識の変化

    新型コロナウイルスの流行による復職意識の変化

次に、休職・離職中の看護師に対して、新型コロナウイルスの流行による復職意識の変化について聞いたところ、「復職したほうがいいのではないかと思っている」(40.7%)が、「今は復職したくない」(30.1%)を10ポイント上回る結果に。

「今は復職したくない」と回答した理由については、「感染が心配」(35.3%)が突出した結果に。次いで、給与やブランクなどの項目を押さえ、「子育てや親の介護」(14.7%)と続いた。