クラレは4月5日、新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」の結果を発表した。調査は2021年7月~2022年1月、2022年4月に小学校に入学する子ども4,000名(男女各2,000名)とその親4,000名を対象にインターネットで行われた。

新小学1年生の「将来就きたい職業」

  • 小学校に入学する子どもの「将来就きたい職業」ランキング

    小学校に入学する子どもの「将来就きたい職業」ランキング

この春、小学校に入学する子どもの「将来就きたい職業」ランキング、総合1位は「ケーキ屋・パン屋」だった。次いで2位「警察官」、3位「スポーツ選手」、4位「消防・レスキュー隊」、5位「医師」と続き、20年前のランキングと比べて、人を助ける職業が大きくランクアップ。以下、TOP10には、6位「芸能人・歌手・モデル」、7位「運転士・運転手」、8位「TV・アニメキャラクター」、9位「ユーチューバー」「花屋」がランクインした。

男女別に見てみると、男の子の将来就きたい職業は、「警察官」が2年連続で1位を獲得。最大の上昇率となった2位の「スポーツ選手」(3.1ポイント増)との差は縮まったものの、その人気ぶりがうかがえる結果に。また、3位「消防・レスキュー隊」、5位「研究者」は過去最高比率に、6位「ユーチューバー」は過去最高順位を記録。そのほか、4位「運転士・運転手」、7位「TV・アニメキャラクター」、8位「医師」、9位「ケーキ屋・パン屋」、10位「大工・職人」が上位にランクインした。

一方、女の子の将来就きたい職業は、「ケーキ屋・パン屋」が調査開始以来24年連続で1位を死守。続く2位は「芸能人・歌手・モデル」、3位「花屋」と続き、4位「医師」および5位「警察官」は過去最高順位・比率を記録。6位「保育士」、7位「教員」も昨年から順位を上げるなど、コロナ禍が続く中で、人々の生活に欠かせないエッセンシャルワーカーへの関心が高まっていることが伺える結果に。そのほか、9位「アイスクリーム屋」、10位「美容師」がTOP10にランクインした。

親の「就かせたい職業」

  • 男の子の親の「就かせたい職業」

    男の子の親の「就かせたい職業」

続いて、新小学1年生の子をもつ親に、将来子どもに「就かせたい職業」を聴取したところ、男の子の親は、安定を願う気持ちの表れか、13年連続で「公務員」が1位に。以下、2位「会社員」、3位「医師」、4位「スポーツ選手」、5位「消防・レスキュー隊」、6位「警察官」、7位「エンジニア」、8位「研究者」、9位「薬剤師」、10位「パイロット」「建築家」と続いた。

  • 女の子の親の「就かせたい職業」

    女の子の親の「就かせたい職業」

一方、女の子の親には医療系が人気。1位の「看護師」をはじめ、3位「医師」は過去最高比率、4位「医療関係」は過去最高順位・比率を記録。5位には「薬剤師」がランクインするなど、今年もトップ5のうち4つを医療職が占める結果に。また、2位の「公務員」は2年連続で過去最高比率に。そのほか、6位「会社員」、7位「保育士」、8位「教員」、9位「ケーキ屋・パン屋」、10位「美容師」が上位にランクインした。