ホテル雅叙園東京では、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」にて、4月10日までの期間限定で「時を旅する百段階段」を開催。1月15日~3月27日の期間は、「ちいさな世界」をテーマにミニチュア作品のほか、つるし飾りや豆雛等を追加展示する。

  • ホテル雅叙園東では、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」にて、4月10日までの期間限定で「時を旅する百段階段」を開催

東京都指定有形文化財「百段階段」は、旧目黒雅叙園の3号館として建てられた、ホテル内に現存する唯一の木造建築。本企画展では、豪華絢爛な建物が誕生した成り立ちや、創業者・細川力蔵が実現したさまざまなアイデアなど、創業当時からのエピソードを時代背景と共に紹介している。

  • 1月15日~3月27日は、「ちいさな世界」をテーマに、ミニチュア作品のほか、つるし飾りや豆雛等を追加展示する

また、期間ごとに変わる展示では、1月15日からペーパーアートやドールハウス、立体間取りなどさまざまな技法で表現した「ちいさな世界」の作品を展示。加えて、茨城県稲敷市江戸崎のつるし飾りや創作人形、国の有形文化財に登録されている会席料亭「二木屋」のちいさなお雛さまなど、早春の彩りも楽しむことが可能だ。

  • さまざまな技法で作られた趣向の異なる"ちいさな世界"が集結

みどころの1つは、さまざまな技法で作られた趣向の異なる"ちいさな世界"が集結してること。

ミニチュア木彫作家 小出信久氏による肉眼では見えないくらい小さな猫などの作品や、ほのぼのとした表情が印象的な入江千春氏のあかり絵作品、ちいさな箱庭の世界を表現したみどり屋 和草の枯山水、Billyによる懐かしい風景のミニチュアなどを「静水の間」に展示。

他にも、「清方の間」には、ペーパーアーティスト 太田隆司氏による東京下町の風景など昭和レトロな作品や、立体間取りアーティスト タカマノブオ氏が映画のワンシーンを再現した模型などを公開している。

  • 色とりどりの豆雛やつるし飾りなど 小さなお雛さまを展示

続いて、文化財「百段階段」へとつながるエレベーターを降りると、まずは、浅草橋「原孝洲」の木目込み雛がお出迎え。初代・原米洲氏が導き出した無形文化財指定の技術を継承し、110年もの歴史を誇る、原孝洲ならではの人形美の世界を堪能できる。

加えて、草丘の間では、茨城県稲敷市の「江戸崎つるしびなの会」による つるし飾りや創作人形、埼玉県・北浦和の「二木屋」が所蔵するちいさなお雛さまも展示。

  • 作る楽しみを体験できるキットを販売

さらに、本企画展では、ミニチュアハウスや3Dウッドパズルなど自宅でも楽しめるアイテムも展示および販売している。

■Information
「時を旅する百段階段」
期間 : ちいさな世界 ~3月27日/春の見学会 3月28日~4月10日
時間 : 12:30~18:00(最終入館17:30) ※3月27日は、17:00閉館(最終入館16:30)
販売 : ホテル雅叙園東京(一般入場券)/ 公式オンラインチケット(一般入場券、グッズ付チケット)
会場 : ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
料金 : 当日券1,000円 / 学生500円(要学生証提示)/ 未就学児無料