エレクトロラックスは1月14日、空気清浄機「Pure A9.2」の3モデルを発表した。発売は1月28日、価格はオープン。公式ショッピングサイトの参考価格は、適用床面積が約58畳で本体カラーがグレーの「EP71-76GYA」が89,980円。約43畳でグレーの「EP71-56GYA」と、同じく約43畳でウォルナットベージュの「EP71-56WBA」が78,980円となっている。

  • 左から、EP71-76GYA、EP71-56GYA、EP71-56WBA

Pure A9.2は、従来モデル「Pure A9」の空気清浄力をパワーアップし、カラーバリエーションを広げた製品。Pure A9の五角形(ペンタゴン)デザインや使い勝手はそのままに、ファンの回転数を高めて清浄時間の短縮を図った。EP71-76GYAは集じん性能を示すクリーンエア供給率(CADR)において、タバコ煙、ホコリ、花粉の試験ですべて400立方フィート/分を超える高い数値を記録したという。

  • EP71-76GYAの利用イメージ

8畳の清浄時間はEP71-76GYAで約5.1分となり、従来モデル「PA91-606GY」より約10%短縮。EP71-56GYAとEP71-56WBAも約6.9分で、従来モデル「PA91-406DG」から約15%短縮している。

Pure A9.2では、本体側面の全方位(360°)から空気を吸引。5段階のフィルタリングを経て、空気中のウイルス・細菌・カビを99%除去、加えて花粉・ホコリ・0.1μmサイズの微粒子も除去し、クリーンな空気を天面から排出する。排出する空気は「エアサラウンドシステム」と呼ぶスパイラル状の送出となっており、室内に清潔な空気を循環させる効果がある。

  • エアサラウンドシステムのイメージ

5段階のフィルタリングは以下の構成。

  • ホコリや髪の毛など大きめのゴミを取り除くメッシュフィルター
  • PM2.5レベルの粒子を除去するHEPAフィルター
  • 集めた菌を99.99%抑える抗菌層
  • においやTVOC(総揮発性有機化合物)などの有害ガスを吸収する活性炭フィルター
  • イオンを発生させて空気中の粒子を塊にして取り除きやすくするイオナイザー
  • 5段階のフィルタリングで室内の空気を浄化

運転音はPure A9が17dB~48dBに対して、新モデルのEP71-76GYAは17dB~54dB、EP71-56GYAとEP71-56WBAが17dB~51dBと最大値が若干大きくなっているが、パワーアップしても最小運転時の静音性はキープしている。

Pure A9と同様にスマートフォン専用アプリとの連携や、空気の状態に応じて運転モードやファンの回転を自動でコントロールする機能を備え、屋外からの遠隔操作にも対応。本体上部のシンプルなコントロールパネルも基本的に変更はなく、電源のオンオフや、モード変更、チャイルドロックなどの設定が行える。

  • 本体上部のコントロールパネル

本体サイズ・重さは、EP71-76GYAがW315×D315×H750mm・約8.9kg、EP71-56GYAとEP71-56WBAがW315×D315×H590mm・約7.9kg。交換用フィルターは、2022年6月に発売予定で価格はオープン。市場想定価格は未定となっている。

今回の新色であるウォルナットベージュは、ボタニカルやオーガニック、ナチュラルなどをコンセプトにした、植物をインテリアに取り入れる家庭向けに企画されたもの。ハンドルはレザー調になっており、付属のキャスターは別売のウッドレッグに付け替えることも可能。ウッドレッグは公式ストア価格で6,380円。

  • 本体が新色のウォルナットベージュとなるEP71-56WBAの利用イメージ