米NVIDIAは12月17日(現地時間)、ノートPC向けのグラフィックス新製品として、「NVIDIA GeForce RTX 2050」「GeForce MX570」「GeForce MX550」の3製品を発表した。2022年の春頃から搭載製品を展開していくとしている。
いずれも「ゲーマーやクリエイターのための新しい選択肢」と銘打たれて登場したノートPC向けのグラフィックス製品。GeForce RTX 2050はRTXシリーズとしてRTコアやTensorコアを搭載し、NVIDIAが提供するDLSSやReflex、Broadcastなどの最新機能も利用可能。消費電力とパフォーマンスを最適なバランスで実現するという。
また、MXシリーズからは「GeForce MX570」「GeForce MX550」の2製品を展開。MX570が新フラッグシップとなり、MX550はこれまで展開されてきたMX540の後継モデルとして提供する。より多くのCUDAコアによって性能を高め、最新世代の内蔵グラフィックスよりも高速な写真編集、動画編集、ゲームプレイを行えるとしている。
3製品ともに仕様については公開されていないが、ITニュースサイト「AnandTech」ではGeForce RTX 2050について少し踏み込んで紹介している。これによるとGeForce RTX 2050は2000番台ながらNVIDIA AmpereベースのGPUとなっており、コアはGeForce RTX 3050シリーズと同じGA107が採用されているという。なぜこのナンバリングが行われたかについて同誌は、「NVIDIA GeForceシリーズにおいて、例えば"GeForce RTX 3040"のような製品を展開したくないのでは」と推測している。