NTTファイナンスは12月3日 、「終活に関する実態調査2021」の結果を発表した。調査は11月25日〜28日、50歳〜80歳の男女1,089名(50~54歳217名、55~59歳218名、60~64歳220名、65~69歳218、70~80歳216名)を対象にインターネットで行われた。

  • 実施している終活項目

    実施している終活項目

終活への興味について聞いたところ、約8割の人が「大変興味がある」「少しは気になる」と回答。そのうち、「継続的に終活を行っている」人の割合は、50代で3割弱、60代前半は約4割、60代後半で5割弱、70歳以上では6割強という結果に。

そこで、実際に行っている終活の内容を教えてもらったところ、「口座や金融資産の管理」(69%)や「自宅、持ち物や遺品の整理」(48%)など、お金や家族のための終活実施が上位に。また、「定期的な健康診断」(36%)に加え、「趣味や余暇時間の充実」(27%)など、人生を楽しむための項目も上位に並んだ。

  • 終活を行うことのメリット

    終活を行うことのメリット

続いて、終活を行うことのメリットを聞いたところ、「いろいろなことが整理できて身軽になった」や、「自分に何かあった際の準備ができて安心した」が上位に。また、「今後の人生においてどのようなことが気になりますか?」と尋ねたところ、「自身の健康管理」や「認知症や介護への備え」「老後資金の過不足に関すること」などが上位にあがった。

  • 終活が始められない理由

    終活が始められない理由

終活が始められない理由を教えてもらったところ、終活に未着手の人は「何から手を付ければよいか分からない」や「まだ起きていないことへの危惧感が薄い」といった理由が多い結果に。一方、過去に終活をしたことがある人の場合では、「まだ起きていないことへの危惧感が薄い」のほかに「いろいろと記載したり更新する手間」をあげた人が多かった。