日立グローバルライフソリューションズは8月26日、業界最高クラスの年間給湯保温効率を実現したという家庭用エコキュート「[水道直圧給湯]標準タンク(高効率)BHP-FV37TD」など、計8機種を発表した。発売は10月8日から順次、価格はオープン、事業者向け積算見積価格は960,300円からとなる。
今回の新製品では、高断熱のウレタンフォームをタンク周囲に隙間なく敷き詰め(ウレタンク)、断熱性能を高めた。加えて、高効率ヒートポンプユニットに新開発のスクロール圧縮機を採用。こうした改良よって、少ない電力で効率よくお湯が沸かせる。
特に、ウレタンクに真空断熱材も用いているBHP-FV37TDでは、真空断熱材の配置も工夫。年間給湯保温効率(JIS)で「4.2」を達成し、この数値は業界最高水準となっている(一般地向け貯湯容量320L以上460L未満において。2021年8月24日時点)。
日立の独自技術である水道直圧給湯に対応するモデルでは、プレート式給湯熱交換器を搭載。貯湯ユニットのお湯から熱だけを取り出し、熱交換器で水道水を瞬間的に熱する。水道圧をそのまま利用するため、お風呂場のシャワーや台所の蛇口など、2カ所同時に給湯してもお湯の勢いを保てる。
新たに「きらりUVクリーン」「シルキー快泡浴」「日立エコキュートアプリ」に対応(BHP-F46TUとBHP-F37TUの2機種は、「きらりUVクリーン」「シルキー快泡浴」には非対応)。
きらりUVクリーンは、入浴中にお風呂の配管を通るお湯に深紫外線を照射する機能。お湯をきれいにしながら循環運転する。
シルキー快泡浴は、入浴時のお湯に微細でなめらかな泡を作り、肌表面を包み込む機能。噴き出すお湯の流れによって、体が効率よく温まる。専用のふろ循環アダプターを取りつけて使う。
日立エコキュートアプリは、エコキュートの操作や設定が行えるスマートフォン専用アプリ。外出先や家のどこからでも、湯はりなどを遠隔から操作できる。なお、別売部品のWLAN接続用アダプター(無線)が必要。