象印マホービンは8月6日、キッチン家電の新製品となる「ミル付きミキサー(BM-SS10)」と「ミキサー(BM-SA10)」を発表した。9月11日に発売し、価格はオープン、推定市場価格はミル付きミキサー(BM-SS10)が11,000円前後、ミキサー(BM-SA10)が9,000円前後。本体カラーはBM-SS10がブラック、BM-SA10がグレージュ。

  • ミル付きミキサー(BM-SS10)

  • ミキサー(BM-SA10)

独自の「クラッシュ&カット チタンコートブレード」は粉砕・切削という2つの役割を持ち、物野菜を細かくカットし、氷などの硬い材料もパワフルに粉砕する。本体の容器は底をしぼった形状とすることで、混ざりにくい葉物野菜などもブレードが効率よくカット。容量は1.0Lと大きめだが、たとえば少量の食材でも口当たりの滑らかなスムージーが楽しめるとしている。

運転モードは「HI」と「LOW」の2段階に加えて、手動でダイヤルを回しているときだけ運転する「FLASH」モードを装備。FLASHモードは、材料の混ざり具合を微調整したいときなどに利用する。

  • 使用イメージ

容器の素材には、強度と透明性の高い「コポリエステル樹脂」を採用。ガラスの約半分という重さで(象印マホービン調べ)、中身を注ぐときやお手入れの負担を軽くした。容器を外したときの台座に「囲い」をなくし、ブラシを入れにくいブレード周りもしっかり洗える。また、従来モデルと比較して容量を250mLアップしつつ、横幅を6cmほど小型化。マット調のシンプルなデザインと合わせて、キッチンに置きやすくなっている。

  • 従来モデルの台座(左)と、新モデルの台座(右)

  • BM-SS10にはミル容器が付属

容量0.2mLのミル容器が付属するBM-SS10は、コーヒー豆の挽きに対応。そのほか、ふりかけ、ドレッシング、マヨネーズ、 ソースづくりにも役立つ。

2モデルとも、本体サイズは約幅15×奥行き15×高さ36.5cm、重さは1.9kg、電源コード長は1m。BM-SS10のミル容器使用時は、約幅13×奥行き15×高さ27cm。

象印マホービンの調査によると、ミキサーは「お蔵入りになりやすい家電」のひとつ。理由として多かったのは、「容器が重いので、お手入れがしにくい」「出し入れが手間」など。今回の新モデルでは、容器の素材や構造の見直し、デザインの改良を図ることによって、こうした不満の解消を目指したとしている。