エミライは、手持ちのリケーブル対応イヤホンを完全ワイヤレス化できる、FiiO Electronicsの完全ワイヤレスBluetoothアダプターの2ピンコネクターモデル「UTWS3 2PIN」を5月21日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭価格は9,900円前後を見込む。

  • alt

    UTWS3 2PIN

Bluetoothレシーバー部と、0.78mmの2ピンコネクターを備えた形状記憶合金製イヤーフックで構成。手持ちの対応イヤホン(別売)を接続して、完全ワイヤレスイヤホンとして使える。MMCXコネクターモデルが2月5日に発売済みで、2ピンコネクターモデルの登場も予告されており、今回正式に発売決定したかたちだ。

コネクター以外の主な仕様は、MMCX版と共通。TI製のアンプ「TPA6140A2」を搭載しており、低歪みかつ⼤出⼒で、複数ドライバーを搭載したイヤホンも余裕をもって駆動できるとする。スマホのBluetoothボリュームと独立した26ステップのボリューム機能を備える。

  • alt

    充電ケースにUTWS3 2PINを収めたところ

クアルコムのBluetooth SoC「QCC3020」を搭載し、Bluetooth 5.0に準拠。コーデックはSBC、AAC、aptXをサポートする。対応スマートフォンと組み合わせ、右の信号は右のイヤホンに、左の信号は左のイヤホンに伝送する「TrueWireless Stereo Plus」(TWS+)に対応し、音声の遅延を押さえて接続の安定性をより高められるという。

内蔵マイクでハンズフリー通話が可能で、cVcノイズキャンセリング技術に対応し、クリアな通話音質を実現。片耳のみのモノラル使用も可能だ。軽いタッチで反応する新ボタン機構で本体操作が行えるほか、FiiOのBTコントロールアプリ「FiiO Control」やプレーヤーアプリ「FiiO Music」からの各種設定変更に対応する。本体はIPX4防水対応。

付属の充電ケースでイヤホンを4~5回充電できる。連続再生時間は、TWS+接続時が単体で最大約7時間、充電ケースと組み合わせると最大30時間。通常のTWS接続の場合は、単体の連続再生時間は約5.5時間となる。