外国の地に行くと、文化の違いに驚かされることがあります。ドイツ人のDr.Tobiさん(@tobi_jpn)は、日本で”ばり格好いい”と思ったあるモノを親族に送ったところ、本来の使い道とはだいぶ違っていたようで……? ツイッターで話題になっていました。

ドイツはクリスマスが家族で過ごす行事やから、初めて日本行った時にこの時期くらいに少しホームシックになって親戚に手紙送ろう!として、コンビニでばり格好いい封筒売ってるやん!何か付いとるし読めんけど漢字も書かれて絶対喜ぶ!と親戚全員に御霊前と書かれた黒い水引付き不祝儀袋を送った事ある
(@tobi_jpnより引用)

  • ※画像が不祝儀袋

関西訛りの純ドイツ人というDr.Tobiさん。現在はドイツにお住まいなのですが、このエピソードは、高校卒業後に1年間、大阪の障がい者向け福祉施設にてボランティア活動をしていた頃の話だそうです。

この投稿を見た人からは、「ウケるw」「可愛い笑笑」「むせた!」「ご愁傷様です(笑)」と爆笑の嵐。また、「次はご祝儀袋をぜひ」とアドバイスしてくれる人も多数見られました。

日本の水引きって、とても素敵でカッコいいですよね。それに漢字まで付いてるし、価格もお手頃だし、確かに日本土産としては申し分ないかもしれませんね。

ドイツにも「不祝儀袋」と同じようなものがあるのでしょうか?Dr.Tobiさんにお話をうかがったところ、お悔やみを表すためのカードがあるそうです。ただ、白いバラが描かれていたり、割と可愛らしいデザインだったりするので、ドイツ語が読めないと、同じようなミスをする危険性があるとのこと。リプライ欄にも「日本人も同じようなミスをすることも多いはず」という意見が多く寄せられていましたが、確かに……、みなさん結構やらかしているようですね。いくつかご紹介します。

「可愛いキャンドル売ってると思って買おうとしたら、死者の日にお墓に置くキャンドルで、現地人に必死に止められた」

「ドイツ行ってすぐ、すげーかっこいい革の肩掛け鞄がある!と思って買って使ってたら、日本でいうランドセルだったwww」

「香港?の街角で可愛いミニチュアの飾り物をお土産に買おうとしたら『それは副葬品です』と止められた」

このほか、仏花をプレゼントされたり、Tシャツに書かれていた英語が変な意味だったりと、“異文化あるある”が続々と寄せられていました。

さて、不祝儀袋を受け取ったご家族の反応はというと、みなさん口を揃えて大絶賛だったそうで、不祝儀袋だという事実については、「知らぬが仏」という日本のことわざをモットーに未だに教えていないのだとか。「違う文化だから喜ばれたのならいいと思うww」「大丈夫、気持ちが大事。相手の気分も害してないですし」といったコメントもあったように、喜んでもらえたのなら、それでいいですよね。

最後に、今回の投稿が話題になっていることについて聞くと、「こんなに僕のツイートにご興味を持ってくださる方がいるのは光栄ですし、特にこのご時世では腹から笑える瞬間が尚更大事だと思うので、自分の経験してきた日本で人を笑顔にできるのはとても嬉しいことですね。これからも自分の経験話を140文字に詰め込んで提供していきたいです」と話していました。

文化の違いを感じるとっても素敵なエピソード。ぜひドイツに行った際には、お悔やみを表すためのカードを見てみたいものですね。