久光製薬はこのほど、「2021年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕」を発表した。

2021年2月期 第1四半期(2020年3月1日~5月31日)の連結業績は、売上高248億8,200万円(前年同四半期比14.9%減)、営業利益10億7,800万円(前年同四半期比61.2%減)、経常利益4億1,800万円(前年同四半期比85.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、1億1,300万円(前年同四半期比94.1%減)となった。

国内市場の医療用医薬品事業は、前年同四半期比12.4%の減収だった。同社では、2019年10月と2020年4月の二度にわたって薬価改定があったこと、継続的な後発品使用促進策による影響に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大による受診抑制の影響を受けたことを減収の要因として挙げている。

一般用医薬品事業は、前年同四半期比43.9%の減収だった。新型コロナウイルス感染症予防のため、イベントの中止や店頭での販促活動を十分に行えなかったこと、訪日外国人の大幅な減少により「サロンパス」の売上が減少したこと、花粉の飛散量減少および外出自粛による鼻炎治療剤市場の縮小により「アレグラFX」の売上が減少したことなど、全般的にコロナウイルス感染症拡大の影響を受けたという。

海外市場の医療用医薬品事業では、前年同四半期比11.9%の減収だった。2020年3月から、米国にて経皮吸収型統合失調症治療剤「SECUADO」の販売を開始したが、その他の製品が後発品の影響を受けたことを減収の要因として挙げている。

一方、海外市場の一般用医薬品事業は、円高の影響を受けたものの積極的な販促活動を展開し、米国およびアジアを中心としたその他の地域でも売上を伸ばしたことから、前年同四半期比16.9%の増収となった。

営業利益は、前年同四半期比61.2%減となったが、その主な要因は、売上の減少に加えて、売上原価率が高くなったことによるものとしている。経常利益は、営業利益の減少に加えて、為替差損が増加したことで、前年同四半期比85.4%減となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期比94.1%減で、その主な要因は経常利益が減少したことによるものであるという。