人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』と、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』が、10月4日より公開される。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』の鬼邪高校が交差した世界を構築する同作。マイナビニュースでは今回特集企画を実施し、出演者・監督などに魅力を聞いていく。

今回は、"絶望団地"と呼ばれる「希望ヶ丘団地」出身の新キャラクター・喧嘩上等で荒っぽい尾々地真也、尾々地正也の“オロチ兄弟”を演じる、中務裕太&小森隼にインタビュー。普段はGENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍する2人だが、演技に挑戦するのは今回が初めてで、「HiGH&LOW」シリーズにも出演を希望していたという。

  • 左から小森隼、中務裕太 撮影:泉山美代子

■ずっと「出たいです」と直談判

――今回演技初挑戦のお二人ですが、「HiGH&LOW」に対しては、やはり出てみたいという思いはありましたか?

小森:曲だったり「HiGH&LOW THE LIVE」に出させていただいたりという関わり方はしていましたけど、LDHの大きなプロジェクトなので、「いつか自分らも」という気持ちは少なからずありました。

中務:僕もずっとHIROさんに「出たいです」って直談判してたんで、夢が叶って嬉しかったです。

――観ている側だったときは、「このチームに入りたい!」と考えたりしていましたか?

小森:僕は鬼邪高に入りたかったですね。学校が舞台で、青春っぽい感じがいちばんあるので。

中務:僕は九龍グループですね。劇中では「むっちゃむかつくな」ってなるんですけど、やっぱり悪いのに憧れるというのは男の通る道なので、「いいな」と思ってました。

小森:好きそうね。

――今回のお二人は、そのどれでもない、新しいグループの一員でした。それを知らされたときは、どう思ったのでしょうか。

中務:僕はすごいワクワクしましたね。MIGHTY WARRIORSが出てきたときみたいに、新しいグループが絡んでくると観ている側はワクワクするので、自分たちがそういう立場になるんだなと思うと嬉しかったです。いい意味で、これまでのチームに入らなくてよかったなと思いました。

小森:希望が丘団地のメンバーって、高橋ヒロシ先生自身がキャラクターを考えてくださっているんです。だから、実は一番コラボの色が出ているグループなんですよね。「こういう役名で、こういう感じでやってもらいます」って先生からも直接ご連絡いただきましたし、ものすごくうれしかったです。本当にこの作品に自分が関われるんだなって実感もわきましたし。プレッシャーでもありましたけど、嬉しさが大きかったですね。

――映画を拝見したとき、兄弟で大きなバイクを乗り回すお二人の場面で、「雨宮兄弟みたいだ!」と思いました。やっぱり同じ兄弟ということで、意識した部分はありましたか?

中務:撮影中も、「雨宮兄弟みたいな感じで出てくるから」ってよく言われてました。雨宮兄弟ってめちゃかっこいいじゃないですか。だからすごいうれしかったです。でも同じ感じになっても良くないなと思ってました。雨宮兄弟はスタイリッシュな感じですけど、僕らは鳶職だし、泥臭い感じでいきたかった。だからあえてバイクじゃなくてガチダッシュでチャリンコを追いかける場面があったり。そこもオロチ兄弟っぽくて、すごくいいなと思ってます。

小森:僕らの映像が出たあとに、TAKAHIROさんと事務所でお会いしたんですけど、「オロチ兄弟かっこよかったね」って言っていただけました。「ちょっと雨宮兄弟っぽいね!」みたいな話になって「そ、そうなんですよ」と。「『HiGH&LOW』でご兄弟はお二人しかいらっしゃらないので、我々はそこを追いかけるべく一生懸命頑張らせていただきました」という話をして。TAKAHIROさんからは「オロチ兄弟推しでいくわ」って嬉しいお言葉もいただいたので、勝手に「公認」ということにしてます。

中務:お兄ちゃんの公認です。

――弟さん(雨宮広斗役 登坂広臣)は……?

中務:弟さんはまだ確認とれていないので……。

小森:雨宮兄弟のお兄ちゃん公認の、「HiGH&LOW」シリーズの2組目の兄弟として胸を張っていきたいなと思いますね!