日本オリンピック委員会(JOC)は9月12日、東京都新宿区にある「日本オリンピックミュージアム」の9月14日のグランドオープンに先立ち、関係者を招待しオープニングセレモニーを開催。セレモニーには関係者ら約100名が参加した。

  • 日本オリンピックミュージアムのオープニングセレモニーを開催

    日本オリンピックミュージアムのオープニングセレモニーを開催

「日本オリンピックミュージアムは」、国内のオリンピック委員会が主体となって運営する世界でも珍しいミュージアム。オリンピズムの精神を伝え、オリンピック・ムーブメントの発信拠点となる施設として、展示や企画展、競技体験などが展開されるという。

セレモニーでは、主催者挨拶として山下泰裕JOC会長が登壇。「東京都が掲げるスポーツクラスターとして、オリンピックのシンボルに子どもたちが集う場所、そして昔と今をつなげるスポーツ文化を楽しめる場所として発展していきたい」と展望を語った。ミュージアムは、大会後に開発予定の隣接する明治公園と共に東京2020大会を記念する場所として、活気ある街づくりに貢献していくという。

山下氏は「いつでもワクワクする、新しい価値や知識が感じられるミュージアムにすることを約束する」と挨拶を締め括った。

  • 登壇した山下泰裕JOC会長

    登壇した山下泰裕JOC会長

続いてのテープカットには、萩生田光一文部科学大臣、橋本聖子東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技担当大臣、鈴木大地スポーツ庁長官、森喜朗東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会組織委員会会長、大東和美日本スポーツ振興センター理事長、伊藤雅俊日本スポーツ協会会長らが参加した。セレモニー終了後、招待者と関係者向けの内覧会が行われた。

  • セレモニーではテープカットが行われた

    セレモニーではテープカットが行われた

ミュージアムは2階建てで、1階は「ウェルカムエリア」としてカフェやミュージアムショップの他、企画展やイベントが行われるスペースを備えている。2階の「エキシビションエリア」は有料で、競技体験コーナーや歴代トーチの展示など、オリンピックを感じて学べるエリアとなっている。

営業時間は10時~17時(最終受付は16時30分)で、休館日は月曜日。2階の有料エリアは、一般が500円、65歳以上が400円、高校生以下は無料となる。

  • ミュージアムは9月14日にグランドオープン

    ミュージアムは9月14日にグランドオープン