落語家の三遊亭円楽が、10日に放送されるTBS系日曜劇場『グッドワイフ』(毎週日曜21:00~)の第5話に、物語のカギを握る大物政治家役で出演することが7日、わかった。

  • 三遊亭円楽

    事件の情報を握る大物政治家・南原次郎役を演じる三遊亭円楽

主人公・蓮見杏子(常盤貴子)の夫で東京地検特捜部の元部長だった壮一郎(唐沢寿明)は、女性スキャンダルで世間の批判を浴び、さらに収賄の容疑で逮捕、勾留されている。逮捕の裏には政治が絡んでいるとみられ、収賄について心当たりがない壮一郎は、かつての部下・佐々木(滝藤賢一)とひそかに調べを進めていた。

このたび、事件の情報を握る大物政治家・南原次郎役で、落語家の三遊亭円楽の出演が決定した。内閣官房副長官を務める南原は、検察庁のOBであり検察に顔が利く人物。今回の事件に関しても、重要な情報を握っているようで・・・。人のよさそうな笑顔とリーダーシップを発揮する長けた話術を持つと同時に、ひと癖もふた癖もある男・南原が持つ情報とは?

円楽は、収賄事件の重要なカギを握る政治家という悪役を演じることに「悪役ってやってみたかったんですよ。だってすごくいい人じゃない、私(笑)。先代の師匠にも言われたんですよ、『悪役は得だよ』って。だっていいことをすればちゃんと了見を入れ替えたって言われるし、悪役からは戻れるけど、善人が悪い役やると『あいつは嫌な奴だな』って言われちゃう。だから今回の悪役はうれしいんです(笑)」とコメント。

撮影については「その都度監督さんに、こうやってくれって言われたことをやるのが役者だと思うし、僕は本業が違うからもう言いなりですよ(笑)。政治家の方は案外知っているし、今までいろんな事件があったので、そんなイメージの中から演じました。私はちょっと見た目は若いけど、そこそこの年齢で腹黒いって言われているから合うんじゃないですか?(笑) 言われるままやりながらも、ちょっと考えたことは足し算したり引き算したりしながらお芝居を楽しんでるかな」と明かした。

(C)TBS