ヤマハ発動機は6月より、RV(Recreational Vehicle)事業の主力製品としてラインナップを拡充中の「ROV(Recreational Off-highway Vehicle)」新製品として、2人乗りレクリエーショナルモデル「Wolverine X2(ウルヴァリン エックスツー)」を、北米市場などで発売する。生産は米国のグループ会社Yamaha Motor Manufacturing Corporation of America(YMMC)にて行う。

  • 「Wolverine X2 R-Spec SE」 新型2人乗りモデル投入によりラインナップを拡充

同モデルは、2017年に発売した4人乗り「Wolverine X4」のプラットフォームをベースとした2人乗りモデル。オフロード走行やハンティングを主目的に、優れた走行性能、快適性、信頼性、実用性を高次元で実現している。あわせて、オフロードナビゲーションシステムなどのアクセサリーを同時開発。共通プラットフォームの利点を活かし、「Wolverineシリーズ」で共有化できるようにしたという。

主な特徴は、「静粛性と低振動」「力強い低速トルクと素直なレスポンスなど、優れたオフロード走破性を両立した2気筒847cm3エンジン」「タイトでテクニカルな走行環境に最適な、コンパクトかつ軽量な車体」「片手で操作できるテールゲートを備えた大容量のリアベッド(荷台)」など。希望小売価格は1万2,699USドル(約140万4,000円)~となる。

ROVは、北米を中心に業務、レクリエーショナル、スポーツといった幅広い市場があるが、同社は2013年に発売した第一弾「VIKING(バイキング)」から最新の同モデルまでラインナップを拡充し、市場でのプレゼンス向上に努める。 なお、同モデルはナンバープレートを取得し一般公道を走行することはできない。