「あげくの果てのカノン」最終5巻

米代恭「あげくの果てのカノン」最終5巻が、本日6月12日に刊行された。単行本の帯には菅田将暉からのコメントが寄せられている。

「あげくの果てのカノン」はゼリー(エイリアン)の襲来により都市機能を失った東京・永田町を舞台に、主人公の高月かのんと、彼女が高校時代から崇めるように思いを寄せる境先輩を中心に、それぞれの関係が描かれていく物語。永田町を大混乱へと導いたかのんの恋の行方を見届けよう。同作は月刊!スピリッツ(小学館)にて連載され、米代がドキュメント番組「7RULES(セブンルール)」に出演するなど注目を集めた。

菅田将暉コメント

今世の中は、白いものと黒いものを分別する事にハマっているみたいで、
僕はずっと違和感がありました。
「好きだからと言って何しても良いわけじゃねんだよ」と言う
境先輩の心の声と純真な好意から盗聴するカノンの生き方は、
どうしようもなくグレーで。
でもどうしようもなく人間で。
そしてそこには必ず生きてる世界があって。
その日々ものすごい速さで変わっていく世界次第で二人は正義にも悪にもなって。
そんな気持ちと善悪のグレーゾーンが心地よく、
なんだか僕は少しホッとしています。
みんなこの漫画を読んでもっとめちゃくちゃな世の中になったら
最高なんだけどなぁ。とか、思っちゃいました。