フジテレビのドキュメンタリー枠『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、動物保護団体の活動に密着する『犬と猫の向こう側』の後編を、10日に放送する。

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    『ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側』より=フジテレビ提供

今回の主人公は、「犬猫みなしご救援隊」の代表・中谷百里さん。広島市郊外の本部に、犬140匹、猫1000匹、さらに栃木県にも犬90匹、猫300匹を収容するシェルターを持ち、今は各地で起こっている「多頭飼育崩壊」の問題に取り組んでいる。

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「多頭飼育崩壊」とは、犬や猫が好きで飼い始めたものの、不妊去勢手術をしなかったために、世話ができないほど増やしてしまうという問題。後編では、中谷さんが中部地方のとある町に1人で住む男性を訪ねる。

実は、この男性、100匹の猫を飼っていたのだが、どうしようもなくなり、中谷さんに助けを求めてきた。中谷さんによると、多頭飼育崩壊を起こすのは、社会から孤立した人たちが多いとのこと。人間関係にゆきづまり、誰にも助けを求められず、犬や猫に癒やしを求めた結果、増やしてしまうそうだ。番組タイトル“犬と猫の向こう側”には、孤立する人間の姿が見えてくる…。

ナレーションを担当するのは、前編に引き続き、女優の石田ゆり子。石田は、自身のInstagramで、愛猫の写真とともに「(前編を)たくさんの方が見てくださり、ほんとうにうれしいです。中谷さんの人間力、行動力、優しさ、強さ。動物たちをとりまく環境をみんなで、変えたい。変えなければいけないと思います」と感化されたことをつづり、「この番組はぜひ、全国放送してもらいたいという声がとても多く、私も全く同感です」と願っている。