日立アプライアンスは5月23日、縦型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」の新製品「BW-DV120C」を発表した。1.5kgの衣類を約98分で洗濯~乾燥まで完了する、新「おいそぎ」コースを搭載。6月16日の発売。価格はオープンで、市場想定価格は税別250,000円前後。

  • BW-DV120C。左がシャンパン(N)、右がホワイト(W)

BW-DV120Cは、日立のユーザー調査によって浮かび上がった「手間をかけずにきれいに洗いたい」「洗濯から乾燥まで便利に使いたい」「ラクに使いたい」といったニーズに応えるため、大きく3つのポイントを改善している。

1つめは、予洗いの手間を減らす、高い洗浄力の新「ナイアガラ ビート洗浄」だ。粉末なのか液体なのか、洗剤の種類をセンサーで見分け、洗剤の種類に適した洗い方をする。従来の「ナイアガラ ビート洗浄」が得意とする押し洗い・たたき洗い・もみ洗いの効果を持つ回転羽根(パルセータ)の「ビートウィング X」と、大流量の「ナイアガラシャワー」の組み合わせにより、頑固な襟・袖の汚れや泥汚れ、食べ物の油汚れまで洗い上げるため、予洗いの手間が軽減する。

  • 新「ナイアガラ ビート洗浄」のイメージ

  • ミートソースの食べこぼし汚れ(洗浄前)

  • ミートソースの食べこぼし汚れ(洗浄後)

2つめは、一人一日分の目安である1.5kg分の衣類を約98分で洗濯から乾燥まで終わらせる、新「おいそぎ」コース(洗濯~乾燥)を搭載したことだ。高効率な乾燥制御の開発により、洗濯と乾燥に掛かる時間は、同社2017年度モデル「BW-DX120B」の「おいそぎ」コース(洗濯~乾燥)と比較した場合、3kg時で約29分、1.5kg時で約27分短縮している。

3つめは、新「糸くずフィルター」の採用。新構造を取り入れたことで、糸くずに触れなくても、ケースをスライドすることで糸くずがすぐにはがせるようになった。

なお、BW-DV120Cと同時に「ビートウォッシュ」シリーズとして、縦型洗濯乾燥機「BW-DV100C」「BW-DV90C」「BW-DV80C」の3機種、全自動洗濯機「BW-V100C」「BW-V90C」「BW-V80C」「BW-V70C」の4機種、合計8機種を発売する。

8機種の主な仕様は以下の通り。

  • BW-DV120Cなど8機種の主な仕様