お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣がMCを務める読売テレビのバラエティ番組『ガリゲル』(毎週土曜24:58~)が、26日の放送で400回に到達。そこで、西野と、番組立ち上げから携わってきた辻章悟ディレクターが、この8年間を振り返った。

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    キングコングの西野亮廣=読売テレビ提供

西野は、番組が続いた秘けつについて「演者が仲が良い。あとスタッフさんとも仲が良い。それはデカいかもしれないですね。ディレクターさんが場合によっては実験的な企画をやって、『これ、どうすんねん』ってVTRの時があっても一緒に楽しんでいるみたいな感じはありますね」と分析。「『なんや!この企画』って切り捨てることは絶対にない。それがなかったらディレクターさんも安牌(あんぱい)の企画しか打てなくなっちゃうので、何がきてもOKみたいな…。おもしろがれなかったらチームの責任みたいな感じはすごく良い雰囲気ですね」と語る。

辻ディレクターも「ガリゲルは変なチームなんですよ。ドコモさんがスポンサー提供されている番組なのに結構自由度高く作らせてもらっていて、それが長くできた要因の1つですね」といい、「びっくりするくらい少人数でやっているんですけど、僕たちは立ち上げ当初から密にコミュニケーションをとっていて、これは他ではないことだと思いますね」と、その特色を語った。

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現在人気の企画は、早朝に10キロ前後を走って、ゴール地点で最高の朝ごはんを食べる「RUNごはん」。26日には、オリエンタルラジオの藤森慎吾が並走する辻ディレクターに、デビュー直後に自分たちのために東京・渋谷に劇場が作られた話、武勇伝で大ブレークして各局にゴールデンの番組を持った話、仕事がなくなった時代の話、天狗になっていた時のツケが回ってきた話、タモリからの金言、チャラ男として再ブレークしたエピソード、相方の中田が苦悩していた話、先輩の次長課長の河本の言葉に救われた話などを披露。

辻ディレクターは「僕たちは見ている人が実際にやってみたくなる企画を考えています。放送を見てマネしてやれるような企画ですね。朝走ってごはんを食べたり、ありがとうと感謝の気持ちを伝えたり、きれいな夕日を探しに行ったり、24時間の生活の中でやっていることの一コマを拡大して企画にしているかもしれないです」とアイデアのコツを紹介。

そして、番組の今後について、「西野さんは絵本を作って終わらず、そこから自分で手売りしていろんな人に配る。そこまでデザインしている。モノ作りだとそれができるんですよ。番組という形がないものを視聴者に届けるってどういうことなのかを考えていきたいなと思っています。イイものを作るのは当然なんですけど、それができたら番組はもっとでかくなると思います」と話している。

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