数々のアニメやゲームの主題歌を担当するLiSAが、2011年のデビュー以来、キャリア初となるベストアルバムを、2018年5月9日(水)に、2タイトル同時リリースする。

  • 『LiSA BEST -Day-』初回限定盤(左)と『LiSA BEST -Way-』初回限定盤(右)のジャケットイメージ

『LiSA BEST -Day-』と『LiSA BEST -Way-』と名付けられた2枚のベストアルバムには、デビューから7年の間にリリースした12曲のアニメテーマソングと2曲のゲーム主題歌を含む全シングル表題曲(一部カップリング楽曲含む)はもちろん、LiSA自身がセレクトした、ライブで人気の高いアルバム収録楽曲、さらにCD初収録となる新曲など、全28曲(各14曲)が収録される。

LiSAのアーティスト活動におけるひとつの集大成となるベストアルバムのリリースを前に、LiSAを直撃。アルバム収録曲はもちろん、これまでのアーティスト活動についても振り返ってもらった。

●LiSAが語る初のベストアルバム『LiSA BEST -Day-』&『LiSA BEST -Way-』

――今回、ベスト盤を出すに至った経緯を教えてください

LiSA

いつかは出すんだろうと思っていましたし、そろそろ出してもいいかなっていう気持ちもありましたが、やっぱり“まだ早いかな”っていう思いのほうが強かったんですよ。でも、「Catch the Moment」をライブで歌ったとき、みんなが一緒になって歌ってくれたのを見て、そろそろLiSAとしての軌跡を辿れる曲が揃ったんじゃないかなって思いました。「Catch the Moment」の成長度はすごかったです。

――2枚組ではなく、『LiSA BEST -Day-』と『LiSA BEST -Way-』といった2タイトル同時リリースにしたのには何か理由はありますか?

2枚組のCDは曲が多すぎて、最後までちゃんと聴かないことってないですか?それに、ベストアルバムって、それこそ、みんながすでに持っていてくれている曲も多いじゃないですか。それなら、ひとつにすべてを纏めてしまうのではなく、一枚一枚、それぞれが映画のように、ストーリーのあるものにしたいと思って、2タイトルに分けました。

――『Day』と『Way』にしたのは、やはり「best day, best way」からですよね

「best way, best day」は、デビューミニアルバムを出して、アニメのタイアップ曲があって、それから、LiSAとして今後どんな歌を歌っていくのかを考えたときの最初の曲ですからね。今のご時世、なかなかタイアップなしでシングルを出させてはもらえない中で、好きなものを出していいよと言われたわけですよ。その意味では、LiSAのアーティストとして、シンガーとしての今後を大きく左右した曲なので、最初のベストアルバムにもっともふさわしい曲ではないかと思いました。

――『Day』と『Way』の収録曲はどのように分けたのですか?

何か具体的な、それこそ「PiNK」と「BLACK」みたいなテーマを作って分けたのではなく、2DAYSライブのセットリストを作るイメージで分けました。『Day』は「Rising Hope」から始まるライブ、『Way』は「Catch the Moment」から始まるライブ。そんな分け方です。その中で『Day』の最後を「Believe in myself」にしたのは、自分の始まりの曲に、あらためてちゃんとたどり着けるように、そしてそこからまた初められるように、そんなことをイメージして組んでいます。

――自分の原点にあらためて戻るようなイメージでしょうか?

そうですね。それに対して『Way』は、「Catch the Moment」から始まり、「Believe in ourselves」という、「Believe in myself」のアンサーソング的な曲を経て、「best day, best way」で締めくくる。「ただ今日が最高なんだから!」からの「今日もいい日だっ!」で終われるようなイメージになっています。