北海道発の演劇ユニット・TEAM NACSの安田顕、音尾琢真、戸次重幸が、女優の広瀬すずがヒロインを務める2019年度前期NHK連続テレビ小説『なつぞら』に出演することが26日、明らかになった。東京・渋谷のNHKで出演者発表会見が行われ、安田と音尾が出席した。

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    安田顕と音尾琢真

NHK連続テレビ小説100作目となる『なつぞら』は、戦争で両親を失った少女・奥原なつ(広瀬)が、北海道・十勝の大自然と開拓者精神あふれた大人たちの中でたくましく育ち、そこで育まれた想像力と開拓者精神を生かしてアニメーションの世界にチャレンジしていく姿を描くドラマ。脚本家・大森寿美男氏によるオリジナル作品となる。

安田は十勝・帯広の菓子店・雪月の店主・小畑雪之助、音尾はなつの新たな家族となる柴田牧場で働く戸村悠吉(小林隆)の息子・菊介、戸次は戦後に東京から入植した山田家の父・正治を演じる。

朝ドラ初出演の音尾は「憧れの朝ドラ、しかも100作目の『なつぞら』に出ることができて本当にうれしく思っています。北海道出身でつくづくよかったなと思っている次第です」と喜びをかみしめ、「隣を見ると劇団の仲間、安田顕、ほかにも戸次重幸もいるということで、ちょっとだけ喜びが半減しております。俺だけじゃないのかと。あと2人出てこないことを願うばかりです」と笑いを誘った。

安田も「北海道が舞台の作品にこうして出られることを感謝しています。もう27年の付き合いになりますけど、こうして同じ劇団メンバーと朝ドラに出られるのはうれしい」と喜び、「(TEAM NACSは)5人なので、残り2人も出ていただけたらなと。ひょっとしてこれはバーバーなんじゃないか」と笑わせた。

制作統括の磯智明氏は会見後の囲み取材で、TEAM NACSのメンバーの出演について「地元に人たちに喜んでもらえる方が出てほしいと思っている。TEAM NACSは北海道での知名度はものすごいものがあるので、そういう方々のお力はお借りしたいなと思っていて3人の方に出演していただく」と説明。ほかの2人、大泉洋と森崎博之の出演の可能性を聞かれると、「出演していただけるように頑張って交渉していきたい」と話した。

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3人のほか、岡田将生、草刈正雄、松嶋菜々子、藤木直人、清原翔、福地桃子、小林隆、高畑淳子、山田裕貴、吉沢亮、小林綾子の出演が決定。会見には、戸次を除く新メンバー13人と広瀬が出席した。