三菱自動車は19日、電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」のエクステリアデザインを変更するなど一部改良を施して発売した。「i-MiEV」は、世界初の量産電気自動車として2009年7月に販売を開始し、日欧米その他地域の52カ国で累計約2万3千台を販売している。

  • 「i-MiEV X」

エクステリアデザインは、フォグランプが標準装備となったフロントバンパーとリヤバンパーの変更によって、張りのある前後フェンダーがタイヤを包み込みロードハギング感を高めている。また、サイドエアダムをボリュームのあるデザインに変更することで、低重心で安定感のあるスポーティなスタイリングとした。なお、フロントバンパーの変更に伴って全長が3,395mmから3,480mmに拡大することで、軽自動車から登録車(普通乗用車)に変更となる。

そのほか、モノトーン車には前後ドアサッシュにブラックアウトテープを採用することで細部の質感を向上。駆動用バッテリー温度が高い状態で急速充電をした場合、充電時間が長くなることをお知らせする「電池高温時お知らせ機能」を新たに採用している。ボディーカラーは、「スターリングシルバーメタリック」「スターリングシルバーメタリック/ホワイトパール(2トーンカラー)」の2色を新たに設定し、全5色の展開となる。

「i-MiEV」のグレード展開は、総電力量10.5kWhの「M」を廃止して同16.0kWhの「X」のみの設定となり、価格は294万8,400円(税込)。