お笑いタレントのビートたけしが14日、TBS系ニュース番組『新・情報7daysニュースキャスター』(毎週土曜22:00~)に生出演し、2月21日に66歳で亡くなった俳優の大杉漣さんについて「すごい不謹慎だけど、俺は一番いいときに死んだんじゃないかって思っちゃう」と話した。

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    ビートたけしと大杉漣さん

1993年の『ソナチネ』から2017年の『アウトレイジ 最終章』まで、10本もの北野武監督作品に出演した大杉さん。この日都内で行われた大杉さんのお別れ会に、たけしも参列した。

たけしは「すごい不謹慎だけど、俺は一番いいときに死んだんじゃないかって思っちゃう。不謹慎で失礼だけど、遺族の方たちには失礼かもしれないけど、芸人とか役者はいい最期を迎えるのが一番いいんじゃないかなと思う」と本音を告白。

また、「自分のことを考えれば、うらやましいって言ったら失礼だけど、よかったねって言っちゃうね。悲しいのは悲しいけど。芸人として大杉漣さんっていう人を捉えると…」と続け、「俺の映画にオーディションで落ちたらサラリーマンになるって言ってきた大杉漣さんが『ソナチネ』で当たって、最後の俺の映画の役で死んでいくなんていうのはすごい結びつきだなと思う。でかしたっていうか、よくやりましたっていうような気になっちゃう」と話した。

さらに、「いろんな人に怒られるかもしれないけど、よかったじゃないかって思っちゃう。自分の方が年上だから、自分がいつポコっていくかもわからないけど、こうでありたい。不謹慎だね」と願望を明かした。