俳優の坂口健太郎がこのほど、大阪・カンテレ本社で同局・フジテレビ系主演ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』(4月10日スタート、毎週火曜21:00～ ※初回15分拡大)の取材に応じ、今月上旬にクランクインした撮影現場の様子を明かした。
坂口健太郎
このドラマは、韓国で数々の賞を受賞したヒューマンサスペンスが原作。プロファイリングの知識を独学で学んだ警察官・三枝健人(坂口)が、謎の無線機を通じて、未解決事件を解き明かしていく。
共演陣には、吉瀬美智子、渡部篤郎のほか、木村祐一、池田鉄洋、青野楓、神尾楓珠、甲本雅裕といった面々が名を連ねるが、坂口は「全員がこの作品に対しての熱量がすごく強いし、監督たちなどとも密にやりとりできていると思います」と充実の様子。「健人のせりふや行動1つ取っても、擦り合わせの時間をちゃんと持ってくれるので、お芝居するときに頭の中に"ハテナ"がない状態でできていて、役をやる身としてはありがたいです」と感謝した。
坂口にとって、今作はテレビドラマ初主演。「これまで、"座長"という一番手の方を見てきた中で、今回は僕なりの正解が見つかればいいなと思います」とした上で、「気負いなく、自分が一番力を抜いてできて、一番焦りもない形で、僕でいられたらいいかな」と意気込む。
プロファイラーを演じる上で、集団行動心理学などの本を読んで知識を身に着けたという坂口。演じる健人については「憎しみだったり苦しみだったり悲しみだったりが、自分の行動力の起点となっている男の子」と分析し、「楽しさや"やりがい"というものにエネルギーを感じている」という自身との間には違いがあり、演じはじめた頃は、自身との共通点が見つからなかったと明かした。
それでも最近では、「エネルギーを発散する方向性はすごく近い」と感じ、健人の気持ちを理解できるようになったそう。「どこかで呼吸を忘れる作品にはしたいと思うし、やっぱりドキドキもしてほしい! 色んなハテナを持ったまま、健人と一緒に悩んで、健人と一緒に『これはどういうことなんだろう?』『これはどうなっていくのかな?』と想像してほしいです!」とアピールした。
