ジェーシービーはこのほど、2017年度版「クレジットカードに関する総合調査」の結果を発表した。調査時期は2017年9月、有効回答は20代~60代の個人(学生含む)3,500人。

クレジットカード保有率、横ばいに推移

クレジットカード保有率は85.1%。前年(84.2%)と同程度となり、2015年以降、横ばいに推移していることがわかった。保有者1人あたりの平均保有枚数は前年と同じ3.2枚。携帯枚数は平均2.1枚(前年2.0枚)だった。

  • クレジットカードの利用理由(保有クレジットカードの発行会社の利用理由)

一番多く使うクレジットカードを利用する理由を聞くと、「ポイントやマイルが貯めやすいから」が49.7%と最も多く、次いで「入会金・年会費が他社と比較して安いから(無料含む)が31.9%となった。

クレジットカード保有者の世帯あたり月平均生活費は18.6万円。月平均クレジットカード利用額は6.5万円で、生活費に占めるクレジットカードの利用割合は約3割となった。

過去3カ月以内にクレジットカードを利用した業種は、「オンラインショッピング(インターネット通販)」が最も多く36.6%(同37.4%)。以下、「携帯電話料金」が31.1%(同29.1%)、「スーパーマーケット」が29.8%(同26.0%)と続き、全体的に利用割合が増加していた。

電子マネーの保有率は83.4%(同80.7%)、利用率は70.9%(同66.2%)で、ともに前年より増加。金融機関の口座から即時引き落しとなるデビットカードの保有率は21.5%(同13.9%)、利用率は10.7%(同6.3%)で、こちらもともに前年より上昇した。