文部科学省と厚生労働省は1月17日、「2017年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査」(12月1日現在)の結果を発表した。

大学生の就職内定率、過去最高の86.0%

大学生(学部)の就職内定率は前年同期比1.0ポイント増の86.0%となり、2000年3月卒の調査開始以降、同時期で最高を更新した。このうち国公立大学は同横ばいの86.9%、私立大学は同1.3ポイント増の85.7%となった。

  • 大学等卒業予定者の就職内定状況調査(出典:厚生労働省Webサイト)

男女別にみると、男子大学生の就職内定率は同2.1ポイント増の85.2%、女子は同0.2ポイント減の87.0%。国公立大学では、男子が同1.2ポイント減の86.9%、女子が同1.4ポイント増の87.0%。私立大学では男子が同3.1ポイント増の84.7%、女子が同0.7ポイント減の87.0%となった。

文系・理系別では、文系の就職内定率は同1.1ポイント増の85.7%、理系は同0.6ポイント増の87.2%となった。

地域別では、関東地区の就職内定率が最も高く同0.1ポイント減の88.2%。反対に最も低かったのは中国・四国地区の同0.1ポイント増の78.7%だった。

短期大学の就職内定率は同2.8ポイント減の75.4%。高等専門学校は同0.7ポイント減の97.6%、専修学校(専門課程)は同1.8ポイント減の68.9%となった。