アクセスヒューマネクストはこのほど、「アクセス就活Scope 18卒採用 総括号」を発表した。調査期間は2017年10月初旬、有効回答は就職活動中の学生374人、新卒採用活動を実施した202法人。

インターンシップ参加率が上昇

2017年10月上旬時点における2018年卒学生の内定保有率をみると、全体86.6%、文系85.0%、理系92.0%。前年比は、文系が2.3ポイント上昇、理系が2.5ポイント上昇し、全体平均は2.4ポイント上昇となった。

  • 18年卒学生、10月上旬時点の内定保有率は86.6%

    10月上旬時点内定保有率(出典:アクセスグループWebサイト)

インターンシップ参加経験は69.0%で、2017年卒学生と比べて11.6ポイント上昇。文系は同12.9ポイント上昇の68.5%、理系は同6.5ポイント上昇の70.5%と昨年同様文系より参加率が高かった。インターンシップ参加期間は「1日間」が最も多く75.6%を占め、2017年卒学生と比べて15.6ポイント上昇した。

一方、企業アンケートでは、属性を「経団連非加盟」「加盟」「親会社が加盟」に区分してクロス集計を実施。2018年卒採用で強化した施策を尋ねると、全体では「会社説明会日程の増加」が44.1%で最多。次いで「合同セミナー参加」が43.1%となった。

面接開始時期については、全体的に早期化していることが判明。特に早期化しているのは「加盟」企業で、2017年卒ではピークが4月下旬だったのに対し、2018年卒では3月下旬と約1カ月前倒しとなった。

内定出しを開始した時期は、全体では6月上旬がピークとなったものの、面接同様、2017年卒より早期化しているほか、属性によりかなり時期が異なることがわかった。