なんとなくおかあさん「赤ちゃんと一緒のバスタイム大作戦」

おっぱい、おむつ替え、寝かしつけ……。赤ちゃんとの暮らしにはたくさんのやるべきことがありますが、なかでも大変なもののひとつが、バスタイムです。

アロマオイルを垂らしたり、電気を消してキャンドルを灯したり、半身浴をしながら好きな小説の世界に耽溺したり。出産前まではロマンティックな癒しの空間だったバスルームが、産後は笑っちゃうほど激変!!ストレス解消どころか、お風呂自体がストレスの源になってしまったのでした。

我が家は夫が仕事で帰宅が遅いため、完全に入浴はワンオペレーション。たかが入浴、されど入浴。とにかく、子どもたちを安全に、風邪をひかせることなく、どれだけはやく洗えるか、どれだけスムーズに髪を乾かせるか、そして服を着せて無事に終了できるか。お風呂場は事故が起こりやすい場所でもありますから、まったくもって気が抜けません。

そして、わたしが思うに、入浴中の最大の難関は、赤ちゃんを洗うことでも、湯船に入れることでもありません。それは、「自分を洗う」こと。これに尽きると思うのです。特に、シャンプー。視界がさえぎられるあの数分間、赤ちゃんからは目を離さざるをえません。そのとき、赤ちゃんをどうするか?そこにすべてがかかっているのです。さらに冬になると、寒さとの戦いも加わって、それはもう、てんやわんや。なんで人間には腕が2本しかないの!と心の中で叫びながら、焦りすぎて心臓バクバク、我が子の泣き声でも聞こえようものなら、頭を泡立てたままで大パニックです。大げさかと思われるかもしれませんが、まったくもって大げさではありません!