ワコムは16日、WindowsとOS Xに対応する新世代の液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro 13」および「Wacom Cintiq Pro 16」を発表した。両製品とオプション品の価格と発売日は、後日発表を予定。

「Wacom Cintiq Pro」

「Wacom Cintiq Pro」は、これまでの「プロペン」の4倍(8,192レベル)の筆圧を感知し、ペンの追従性も大幅に向上した「Wacom Pro Pen 2」を導入。また、反射防止を施したなめらかなフルフラットのガラス仕上げタッチスクリーンを採用し、紙にペンで描くような自然な描き心地を実現したほか、画面いっぱいに描画することができる。いずれのモデルもマルチタッチ機能に対応しており、ピンチ、ズーム、ナビゲーション、イラスト・写真・3Dモデルなどの回転も可能だ。

洗練されたスリムなデザインと薄く軽量な本体は、スタジオや自宅など場所を変えて作品を制作するスタイルに便利で、折り畳み式内蔵スタンドや3段階にチルト角度調整が可能なオプションの「モバイルスタンド」を利用すれば、ワークスタイルに合った角度に調整して作品づくりに集中する環境も構築できる。

「Wacom Cintiq Pro 13」は13.3型フルHD(1920x1080)液晶を搭載し、「Wacom Cintiq Pro 16」は15.6型4K(3840x2160)液晶を搭載。液晶ディスプレイは光学ボンディング技術を採用し、視差を大幅に低減した。プロフェッショナルニーズに対応した高い色再現性を重視しており、AdobeRGBカバー率は13.3型モデルが87%、15.6型モデルが94%を実現している。

対応システムは、USB Type-CポートあるいはMini DisplayPortとUSBポートを標準装備したPCもしくはMacで、Windows 7以降(最新のSP適用)もしくはMac OS X 10.10以降が動作する環境が必要。