米国時間10月27日10時、日本時間10月28日深夜2時に開始したAppleスペシャルイベントは、「新しいMacBook Pro」一色に彩られた。ファンクションキーを省いて「Touch Bar」を備えた、新しい13インチ、15インチのMacBook Pro。インターフェースはUSB Type-Cにシフトし、Touch IDを電源ボタンに搭載。MacBook Airクラスの薄さを実現した。

早速、今回登場した主なプロダクトをチェックしていこう。

TV OS/TVアプリ

「TV」アプリ

ジャンル:アプリ
価格:無料
提供時期:2016年12月(米国にて)

まずはApple TVから――と紹介されたTV OS。ソフトウェア中心のアップデートとなり、Apple TV用のMinecraftが紹介されたほか、Twitterとも連携し、TV番組と同時にTwitterの表示・操作(リモコンによる)ができるようになった。新アプリ「TV」は、TVや映画などアプリを横断して、視聴中のコンテンツや次に見るコンテンツを一覧表示。Siriにも対応し、iPhone、iPadでも使用できる。

TV OSはTwitterとの連携も

もはやTVはどこでも見られる、とティム・クックCEO

新しいMacBook Pro

新しいMacBook Pro

ジャンル:PC
価格(税別):Touch Barなし13インチが148,800円
Touch Barあり13インチ(256GB)が178,800円
Touch Barあり13インチ(512GB)が198,800円
Touch Barあり15インチ(256GB)が238,800円
Touch Barあり15インチ(512GB)が278,800円
提供時期:2016年10月30日(日本時間)から。Touch Bar搭載モデルは2-3週間後の出荷

「今週は特別な週。最初のノートPC(PowerBook)が発売されてから25周年」と紹介されたのち、大本命の新世代MacBook Proが登場。ファンクションキーを省き、マルチタッチ対応の「Touch Bar」を搭載。Touch Barはファンクションキー以外に、検索ボタンや音量ボタン、絵文字、スライド操作など、ソフトに応じてさまざまな役割になる。Touch Barの標準表示ボタンはユーザーでカスタマイズ可能。Officeをはじめ、多くのソフトがTouch Bar対応版を開発中。

ほか、iPhoneなどで採用されているTouch sensorを電源ボタンに搭載し、ログイン(ユーザー切り替えも)は指紋認証でOK。

ディスプレイやCPU・GPU・ストレージも刷新。インタフェースはThunderbolt 3(USB Type-C)ポートを4基搭載し、きょう体はMacBook Pro史上最薄、最軽量となった。カラーはスペースグレイ、シルバーの2色。

物理ファンクションキーを残した"Touch Barなし版"MacBook Pro 13インチも用意。インタフェースはThunderbolt 3ポート2基に変更し、こちらも薄型軽量のきょう体になっている。CPUには第6世代Intel Coreを採用し、感圧式トラックパッドも搭載する。

横長ディスプレイ式のTouch Barを搭載

Touch sensorも電源ボタンに装備

Touch Barの表示ボタンはユーザー好みにカスタマイズできる

インタフェースはThunderbolt 3(USB Type-C)ポート4基

「最初のノートPCと比較」と笑いを誘う場面も

米国価格と出荷開始時期