ローランドは、ギタープレイに於けるダイナミクス(抑揚)を最適にコントロールできるペダルタイプのコンプレッサー「CP-1X」をBOSSブランドより11月5日に発売する。価格はオープン、市場予想価格は税込で17,000円前後となる模様。

CP-1X

同製品は、独自の「MDP(Multi-Dimensional Processing)」技術を採用し、演奏のニュアンスに応じて信号処理を適切に変化させることで、従来にない自然な音色と弾き心地を実現するギター用のコンプレッサー。音の粒立ちを揃えて、他の楽器と組み合わせたアンサンブルでも聞こえやすい輪郭のある音作りをしたり、好みの弾き心地に調整したりすることができる。

コンプレッサーはエフェクターの中で最も設定が難しいもののひとつであると言われており、最適な効果を得るためには、レコーディングスタジオ用の高価な機材や、熟練のエンジニアによる緻密な調整が必要であったが、「CP-1X」は内部で高度な信号処理を行い、4つのつまみだけで最良の結果が得られる。

また、過大な信号入力による音質の変化を避けるため、従来の9V電源を内部で18Vに昇圧させる設計を採用。さまざまな種類のギターに対応する。さらに、繊細な効果を視覚的に確認できる「ゲイン・リダクション・インジケーター」を装備し、加えて、従来のコンプレッサーでは避けられなかったノイズの大幅な軽減など、プロ環境での使用に対応する仕様となっている。サイズは73(W)×129(D)×59(H)mmで、質量は450g。

BOSS CP-1X Compressor featuring Tim Pierce