HTCは21日(スペイン時間)、Valveと共同開発しているヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Vive」を、コンシューマ向けに発売すると発表した。予約は2月29日からで、製品サイトでは予約開始日までのカウントダウンを実施中。

Vive

「Vive」は、頭部にヘルメットのように装着するHMD。両手に持つ2つのコントローラで操作し、360度で再生されるVR映像を楽しめる。今回発売するコンシューマ版は、本体に電話機能を統合。着信/不在着信時のレスポンスや、テキストメッセージの受信、返信などが行え、「バーチャル世界を終了せずに現実世界ともつながることで、両方の"現実"を結び付けられる」としている。3Dゲームといったエンターテインメント用途のほか、教育やデザイン、医療、自動車といったビジネス用途も視野に入れる。

発売は2016年4月初頭。価格は799ドル(約90,000円)。販売する国は日本のほか、アメリカ、カナダ、イギリス、、ドイツ、フランス、オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、アイスランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スペイン、スイス、アイルランド、スウェーデン、台湾、中国、オーストラリア、ニュージーランドの24カ国。

「Vive」の製品ページ。予約開始までのカウントダウンが始まっている