7割の人がフレッシュゾーン重視

まとめ買いをする世帯が増加傾向にあるため、昨今の冷蔵庫トレンドは大容量化だ。しかし、「たくさん入る」だけでなく「長く新鮮に保存できる」ことも大切。マクロミルの調査によると、フレッシュゾーンを冷蔵庫購入の際に重視する人は約70%。パナソニックはこれに注目し、独自の「微凍結パーシャル」を進化させた。

【左】微凍結パーシャル搭載「WPVタイプ」。【右】パーシャル室を開けたところ。前モデルに比べて容量をアップ

微凍結パーシャルとは、約-3℃~約-1℃という温度帯で、食材を微凍結状態にして保存するもの。食品の細胞を傷めにくいため、おいしさや栄養を保ちやすいうえ、カチカチにならないから解凍も必要ないといったメリットがある。新モデルでは、食材の表面をすばやく微凍結し、酸素の侵入を防ぐ「酸化ブロック冷却」を新しく採用した。酸化ブロック冷却は、食品の鮮度劣化の要因の一つ「油脂の酸化」を抑制する。微凍結パーシャルについての詳細は『鮮度もおいしさも7日間キープ - パナソニック「微凍結パーシャル」冷蔵庫の実力は?』を参照のこと。

微凍結パーシャルの温度帯を利用した調理もパナソニックは提案している。パーシャル室で短い時間で食材に味を染みこませる、シャーベットのような食感を楽しむ、といった使い方ができそうだ。

【左】フレッシュゾーンを重視する人は約70%。【右】パーシャルの温度帯を利用した「パーシャルCOOK」を提案。写真はちょっぴりお酒の入ったフルーツゼリー

彩りを添える音楽を

ここまでは主に「食」にまつわる製品について取り上げてきたが、秋の夜長に華を添える製品として、既発売ではあるものの、オーディオ機器も紹介された。パナソニックの高級オーディオ機器ブランド「テクニクス」が復活したというニュースは記憶に新しいが、復活から1年ほど経つ現在、「Referenceシリーズの1本134万円するスピーカーは、意外に一般の方が購入されている」(担当者)など好調であることをうかがわせた。

【左】会場では夏川りみさんの「花」を再生。ボーカルの息づかいまでも鮮明にきこえるほど。【右】Technicsロゴが入ったUSBメモリがカッコイイ