ハイエンドモデルのパフォーマンスを検証

それでは、各種ハイエンドパーツを惜しげもなく搭載した「MDV-GX9541X2-M32-SH」の実力をチェックしよう。まずはWindows動作の指針となる「Windowsエクスペリエンス インデックス」のスコアを「WIN SCORE SHARE」にて計測。プロセッサとメモリが"8.8"、グラフィックス2項目が"8.9"、そしてプライマリディスクはなんと"9.4"と、メインストリームPCではお目にかかれない高いスコアが確認できた。PCの総合的な性能を測る「PCMark 8」においても驚きの"4500"越えを果たしており、その結果はまさにフラグシップといえる。

「WIN SCORE SHARE」にて確認したWindowsエクスペリエンス インデックススコア

「PCMark 8」Home accelerated 3.0によるベンチマーク結果

また「CINEBENCH R15」では、8コアCPUの効果が非常にわかりやすくスコアに反映されている。CPUとCPU(Single Core)、MP Ratioの数値に注目してほしい。「CrystalDiskMark 4.0.3」で確認したNVMe SSDの速度は、あれだけ速いと思っていたSATA接続のSSDが霞んで見えるレベル。もう一方のストレージであるHDDの速度と並べてしまうと、すでに別世界のデバイスのようだ。

「CINEBENCH R15」によるベンチマーク結果

「CrystalDiskMark 4.0.3」で確認したNVMe SSDの測定結果

「CrystalDiskMark 4.0.3」で確認したHDDの測定結果

3Dグラフィックス処理能力を計る「3DMark」の結果も優秀だ。FireStrikeでは楽々と"10000"越えを果たし、Extremeですら"6027"というスコアが確認できる。さすがに4K解像度のUltraではだんだんときついところが見えてくるものの、その処理能力はシングルGPUの中でもトップクラスといって間違いないだろう。

「3DMark」Fire Strike 1.1の結果

「3DMark」Fire Strike Extreme 1.1の結果

「3DMark」Fire Strike Ultra 1.1の結果