シャープの「AQUOS」シリーズはその美しい液晶や独自のテクノロジーで幅広いファンを持つスマホだ。そして、ソフトバンクの夏モデルとしてリリースされるAQUOSのフラグシップ「AQUOS Xx」は、かなりのポテンシャルを持った端末と言える。この端末が1世代前の「AQUOS Xx 304SH」からどう進化したのかを比較してみたい。
大型化したものの「EDGEST」のおかげで持ちやすい
まずはサイズや外観をチェックしていこう。
機種名 | AQUOS Xx 304SH | AQUOS Xx |
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サイズ | 幅約72mm×高さ約135mm×厚さ約9mm | 幅約79mm×高さ約146mm×厚さ約8.7mm |
重量 | 約137g | 約168g |
ディスプレイ | 5.2インチIGZO液晶 | 5.7インチS-CG Silicon液晶 |
ディスプレイ解像度 | 1,080×1,920ピクセル | 1,080×1,920ピクセル |
「AQUOS Xx」(以下Xx)のディスプレイサイズは実に5.7インチで解像度はフルHD。この5.7インチというサイズは非常に大きい。何しろ、もう少しで6インチだ。前モデル「AQUOS Xx 304SH」(以下304SH)は5.2インチのフルHDだったのだから、飛躍的に大きくなっている。個人的には解像度が上がればもっとよかったとも思うが、実用的には問題なさそうだ。
このディスプレイ、304SHがIGZOだったのに対して、「S-CG Sillicon」液晶パネルと「S-PureLED」バックライトとの組み合わせによって、発色と色再現性を向上させている。そもそもIGZOは省電力だが、かならずしも表示クオリティがベストな液晶なわけではないので、これはこれで1つの判断だろう。
つまりは、シャープの省電力機能を駆使すれば、IGZOでなくとも省電力性を確保できる見当がついたということだろうか。
さて、実際にXxを手にして見ると、たしかに横幅はかなりある印象なのだが、持ち歩きたくなくなるほどにはサイズ感がない。これは狭額縁設計「EDGEST」のおかげだろう。数字上も高さ10mm、幅7mm程度大きくなっているが、スマホとして持ち歩きたくなくなるほどではない印象だ。なんにしてもXxを選ぶユーザーはハイエンド端末を選ぶ「覚悟」がある人だと思うので、問題ないだろう。