解像度と画質を変えたときのスコアについては以下の表のとおりだ。標準品質であれば1,920×1,080ドットのフルHDでも問題なくプレイできる。画質を高めに設定するなら、解像度を低く設定したほうがいいだろう。

■「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク キャラクター編」ベンチマーク結果
1,280×720ドット 1,920×1080ドット
標準品質(ノートPC) 4447(快適) 2253(普通)
高品質(ノートPC) 2565(やや快適) 1358(設定変更が必要)
最高品質 2028(普通) 1067(設定変更が必要)

ちなみに「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク キャラクター編」にはDirectX 11を利用したテストも用意されている。こちらのほうが負荷が高くなるが、より美しいグラフィックで実行可能だ。実際にVAIO ZでDirectX 11のテストを実行してみたところ、1,280×720ドットの「標準品質(ノートPC)」で2712(やや快適)という結果だった。

DirectX 11モードでの「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク キャラクター編」ベンチマーク結果[解像度1,280×720ドット、標準品質(ノートPC)]

実際DirectX 11でそこそこ動作はするものの、グラフィックの美しさを楽しむなら1,920×1,080ドットでプレイしたところだ。しかしVAIO Zに搭載されているIntel Iris Graphics 6100がいくら(内蔵GPUとしては)高性能とはいえ、さすがに高画質&高解像度でプレイするのは厳しい。今回の検証はあくまでもVAIO Zの3D描画性能を調べるためのもので、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」を快適にプレイするならGeForce GTX 960~980あたりを搭載したデスクトップPCを選んでいただきたい。

VAIO Zの「3DMark」ベンチマーク結果。DirectX 11相当の性能を計測する「Fire Strike」は「978」とモバイルノートPCのなかでは高いが、デスクトップ向けのハイエンドグラフィックスカードが必要な大作ゲームを快適に楽しめるほどではない

息抜きとしてのゲームなら十分楽しめる性能

今回はVAIO Zのゲーム性能について検証したが、国内向けのオンランゲームなら問題なく遊べるレベルだということがわかった。ただしデスクトップ向けのハイエンドグラフィックスカードが必要になるような、DirectX 11の美しいグラフィックをストレスなく楽しめるというほどではない。がっつりとプレイするというよりも、仕事の合間の息抜きとして楽しむのに向いている。

製品名 VAIO Z VJZ13A1
CPU Intel Core i7-5557U(3.1GHz)
メモリ 8GB/16GB
ストレージ 128/256/512GB PCIe SSD
光学ドライブ
グラフィックス Intel Iris Graphics 6100(CPU内蔵)
ディスプレイ 13.3型ワイド(2,560×1,440ドット)
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0
インタフェース USB 3.0×2、HDMI×1など
メモリースロット SD/SDHC/SDXCカードスロット
サイズ/重量 W324.2×D215.3×H15~16.8mm/約1.34kg
OS Windows 8.1/8.1 Pro Update 64bit
価格 税別190,000円(最小構成時)~