タッチでAFはやっぱり便利だった!

「D5500」注目の新機能は、ニコンの一眼レフに初めて採用されたタッチパネルモニターである。タッチで操作できるのは、メニュー設定、info画面、ライブビュー撮影画面と再生画面である。私が「D7000」にも欲しいと思ったのは、ライブビュー撮影時にタッチでAFの位置を決める機能、そして絞りやシャッター速度を変える機能だ。特にマクロ撮影時にタッチでピント位置を決めて、プラスボタンで拡大表示というのがいい。

再生画面をフリックして画像を送ったり、ピンチアウトで拡大などもできる。さらに液晶モニター自体をスイッチに見立てて指をスライドさせることで、設定が変更できるユニークな機能「タッチFn」が鳴り物入りで登場した。これらの新しい操作スタイルは私の好みには合わなかったが、スマホからのステップアップユーザーには歓迎されるかもしれない。

1点を軸にしたバリアングル液晶モニターは自由度が高く使いやすい

液晶画面にグリッドを表示してタッチでAFの位置を決める。これができるとマクロ撮影が随分楽になる

ニコンとしては斬新なインタフェース画面。左から3つの円でシャッター速度、絞り値、ISO感度を表示している。ファインダーをのぞかなくても設定が確認できる

絞り優先AEでは、タッチで絞り値を拡大表示させ、絞り値を変更できる。マクロでは三脚使用が前提なので、安定した状態でタッチ機能が使えた

シャッター速度優先AEなら、シャッター速度をタッチで変更できる。スマホと同じで、慣れると何でもこの画面で操作を完結したくなる

画面の「i」アイコンにタッチするとインフォ画面が表示され、よく使う機能の設定を素早く変更できる。この画面デザインをコンデジにも採用してほしいものだ