『アメリカン・スナイパー』アカデミー6部門ノミネートで圏外から大躍進 - 北米週末興収

米BOX OFFICE MOJOは1月16日～1月18日の全米週末興業成績を発表した。

味方からは“最強の狙撃手”と称賛され、敵からは“悪魔”と恐れられた伝説のスナイパーにまつわる実話を映画化した『アメリカン・スナイパー』が前週21位からトップに急上昇。クリント・イーストウッドが監督、ブラッドリー・クーパーが主演を務める作品で、2014年12月25日の限定公開から3週目に拡大公開され、今年度アカデミー賞で作品賞、主演男優賞を含む6部門にノミネートされたことから一気に興収を伸ばした。

2位も初登場の『The Wedding Ringer（原題）』。結婚を目前に控えた花婿と付添人を演じる男の騒動を描いたコメディだ。

3位『Paddington（原題）』も初登場。イギリスの作家マイケル・ボンドの児童文学『くまのパディントン』を実写化した映画で、映画“ハリー・ポッターシリーズ”のプロデューサー、『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』の脚本家らが製作に参加している。

前週トップのリュック・ベッソン監督＆リーアム・ニーソン主演によるアクションシリーズ最新作『96時間/レクイエム』は4位にランクダウン。キング牧師を中心にアメリカの公民権運動を描いた『Selma（原題）』も前週2位から5位に順位を下げた。

その他初登場10位の『Blackhat（原題）』は、『ヒート』『コラテラル』などを手掛けたマイケル・マン監督の最新作。天才ハッカーとネットワーク犯罪組織の戦いを描き、主役を“マイティ・ソー”シリーズのクリス・ヘムズワースが演じている。

北米週末興行成績TOP 10(1月16日～1月18日)

順位	先週順位	作品名	週末興行収入	累計興行収入	日本公開日	週経過
1	21	アメリカン・スナイパー	9,020万5,000ドル	9,363万ドル	2月21日	4
2	初	The Wedding Ringer（原題）	2,100万ドル	同左	未定	1
3	初	Paddington（原題）	1,928万7,000ドル	同左	未定	1
4	1	96時間/レクイエム	1,405万ドル	6,283万7,000ドル	公開中	2
5	2	Selma（原題）	830万ドル	2,596万4,000ドル	未定	4
6	6	イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密	719万2,000ドル	5,079万8,000ドル	3月公開	8
7	3	イントゥ・ザ・ウッズ	654万2,000ドル	1億1,429万6,000ドル	3月14日	4
8	4	ホビット 決戦のゆくえ	486万ドル	2億4,453万7,000ドル	公開中	5
9	5	Unbroken（原題）	426万7,000ドル	1億861万ドル	未定	4
10	初	Blackhat（原題）	403万ドル	同左	未定	1