歌手のAIが24日、東京・丸の内の丸ビルで行われたディズニー最新作『ベイマックス』(12月20日公開)の公開記念スペシャルイベントに登場し、日本語版エンドソング「Story(English Version)」を生歌で初披露した。また、同楽曲のデジタル配信ジャケットにも登場している実妹でフォトグラファーの217(NINA)のサプライズ登場に感激し、涙を流した。

『ベイマックス』公開記念スペシャルイベントに登場したAIと実妹217(NINA)(左から)

『ベイマックス』は、14歳の天才科学者・ヒロが、事故で亡くなった兄タダシの遺したケア・ロボット"ベイマックス"とともに、感動の冒険を繰り広げる物語。スペシャルイベントでAIは、1番と2番で日本語と英語を歌い分けるという1回限りのスペシャルバージョンで、代表曲「Story」の未発表である英語版「Story(English Version)」を生歌で初披露し、集まった600人以上の観客を魅了した。

歌い終えたAIは、歌と映画の共通点として「兄弟愛」を挙げ、「私は妹が大好きで、自分の妹とか家族に例えると泣いちゃいます」とコメント。さらに、「"1人じゃないから"という歌詞があるけど、『ベイマックス』も"1人じゃない"というのがある。そういうところも運命」と語った。また、「生きている中で、大事な人を失くなったりダメージを受けたり、いろいろあるけど、そういう時も1人じゃないっていうメッセージを残してくれて泣けます。3回くらい泣きました」と話し、「寒いからベイマックスを見て温まってほしい」とアピールした。

その後、実妹217(NINA)がゲストとしてサプライズ登場すると、姿を見た瞬間に涙し、「お前何やってんだよー!」と動揺。イベント初共演となる最愛の妹について、「妹がベイマックスみたいな感じ。いると何でもできる。何にも怖くない。今、最強!」とあふれる愛を語った。そして、今月誕生日を迎えたAIへのプレゼントとして、217(NINA)が手紙を披露した。

217(NINA)が「お誕生日おめでとうございます。そして、生まれてきてくれて本当にありがとう。昔から自分のことよりも私のことを思ってくれる妹思いのお姉ちゃん。歌手になるっていう夢を一生懸命かなえた愛ちゃんが、いつだって私の原動力です。言葉では足りないくらい感謝しています」と思いを伝え、「これからもそのままの、優しくておもしろくてかっこよくて、人間としてすてきで愛にあふれているAIちゃんでいてください。AIちゃんの妹でいれて幸せです」と読み上げると、会場は温かい空気に包まれた。

「Story(English Version)」を披露するAI

実妹217(NINA)が登場した瞬間に涙するAI

217(NINA)からAIへ、手紙のプレゼント

ずっと涙を流していたAIは「やられましたわー! なんなの!?」と照れ、「本当にうれしい。ありがとうとございます。こんなすてきなサプライズを」と感激しきり。そして、同楽曲のデジタル配信ジャケットを、妹との2ショット写真に決めたことについて、「1人じゃない感を出したいなと思って」と、歌詞とストーリーに合わせて決めたと説明した。最後に、「この映画を見てベイマックスに癒やされて、温かい気持ちになって帰ってほしい。お互い1人じゃないっていうのだけ覚えておいてください!」と集まった観客にメッセージを送った。


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