iPhone 6/iPhone 6 Plusは、モバイル回線の通信方式として新たにTD-LTEをサポートする。au/KDDIの「WiMAX 2+」とソフトバンクの「AXGP」(SoftBank 4G)はTD-LTEと高い互換性を持つため、特に既存のLTE網(FDD-LTE)が逼迫している都心部では利用価値が高い。

そのメリットを受けているかどうかは、WEBブラウジングなどデータ通信を使う機能で体感できるが、iPhoneを「フィールドテストモード」にすれば正確に確認できる。『電話』を起動し、キーパッドで「*3001#12345#*」と入力し、発信ボタンをタップしてみよう。画面が「Field Test」となり、ステータスバー左端の電波の状態を示す記号も数値に切り替わるはずだ。

利用しているLTE回線の詳細は、「Serving Cell Info」をタップすると確認できる。その「Freq Band Indicator」行にある数値はLTE回線の周波数帯を意味し、FDD-LTEが「1~5、7~8、13、17~20、25~26、28~29」、TD-LTEが「38~41」であるため、たとえば「41」と表示されていれば、au/KDDIであればWiMAX 2+に、ソフトバンクであればAXGPに接続中とわかる。

なお、au/KDDIの場合「1」は2100MHz、「11」は1500MHz、「18」は800MHz、「41」は2500MHz(WiMAX 2+)の周波数帯を意味する。ソフトバンクの場合、「1」は2100MHz、「3」は1800MHz、「8」は900MHz、「41」は2500MHz(AXGP)だ。ドコモは本稿執筆時点ではiPhone 6/iPhone 6 PlusでTD-LTEを利用できないが、「1」が2100MHz、「3」が1800MHz、「19」が800MHz、「21」が1500MHzとなる。

操作手順をカンタン解説

1 『電話』のキーパッドで「*3001#12345#*」と入力し、発信する

2 フィールドテストモードに切り替わるので、「Serving Cell Info」をタップする

3 「Freq Band Indicator」行にある数値を見れば、どの周波数帯に接続中か、ひいては既存のLTE(FDD-LTE)かiPhone 6/iPhone 6 PlusからサポートされたTD-LTEかがわかる

(提供:iPad iPhone Wire)