iPhoneの「タイマー」は、iPhone誕生時から搭載されている古参アプリのひとつです。シンプルだからこそ活用頻度の高い方も多いのではないでしょうか。今回はタイマーの活用範囲が広がる、地味に便利な新機能・隠れ機能をご紹介します。

タイマーは複数同時に回せる

これはご存じの方も多いと思いますが、iOS 17の地味な新機能としてタイマーが複数同時に回せるようになりました。パスタとゆで卵を同時に調理したり、接着剤の固定と塗装の乾燥を並行して計るなど、複数タスクをこなす場合に便利です。

  • 1つ目のタイマー計測中に右上の[+]をタップします。新たなタイマー設定画面が表示されました。時間をセットして[開始]をタップ

  • 2つのタイマーが同時に回っています。同じ手順でさらにタイマーを追加することも可能です

ただ、これではどれが何のタイマーなのかがわかりにくいですね。そんな時はタイマーにラベル(名前)をつけておきましょう。

タイマーにラベルをつける

タイマーにラベルをつけておくと、何を計測しているのかがわかりやすくなります。また「最近の項目」にラベルが表示されるため、よく使うタイマーはラベルをつけて保存しておくとすぐに再利用できます。

  • タイマーの時間をセットしたら[ラベル]欄をタップ。タイマーの名前を入力して[完了]をタップ。タイマーを開始します

  • カウント中のタイマーにラベルが表示され、何を計っているのかが一目でわかります。また、使用後もタイマー設定画面にある「最近の項目」にラベルが表示され、よく使うタイマーをすぐに再利用することができます

再生中の動画や音楽をタイマーで終了させる

「10分だけ」と思って動画を見始めたのに、つい1時間2時間と見続けてしまうことはありませんか? そんな時は、タイマーで自動的に再生を終了させるようセットしておきましょう。スリープタイマーを設定できない動画アプリにも有効です。

  • タイマー時間をセットしたら、[タイマー終了時]をタップ。一番下の[再生停止]にチェックして、最後に[設定]をタップします

  • 元の画面に戻ったら[開始]をタップ。あとは普通に動画や音楽を視聴します。タイマー終了時に自動的に再生中のアプリが終了し、ロック画面になります