経済産業省は8日、「地域経済分析システム」構築に向けたワークショップ「アイデアソン」を開催する。

同省は、地方自治体等の地域産業政策立案を支援するため、企業間取引データや人の移動情報などの地域経済に関わるビッグデータを収集し、分かりやすく「見える化」する「地域経済分析システム」の開発を進めている。

今回開催する「アイデアソン」では、実際のユーザーとなる地方自治体をはじめ、関係省庁職員、民間金融機関、システムエンジニア、大学院生など、いずれも35歳未満の人を集めて、同システムの新機能や使い勝手などについて、複数のチームに分かれてアイデアを出し合い、今後のシステム開発に活用する。

異なる分野・バックグラウンドからの参加者が6~7人ずつ、6つのチームに分かれ、名刺交換も禁止するなど終了時までお互いに身分を明かさないルールの下、自由にアイデアを出し合い、最後に各チームがプレゼンテーションし、そのアイデアの斬新性、実現可能性、政策的有効性などを競う。優勝チームは、2015年の「中小企業白書」に顔写真入りで掲載される予定となっている。

なお、同システムは、2014年10月末にプロトタイプ(試行版)が、2015年3月末に完成版ができあがる予定で、2015年4月より、地方自治体および一般向けにリリースされる計画という。