秋田県横手市の秋田県立近代美術館で、江戸時代から現代までの猫にまつわる作品を展示する「招き猫亭コレクション 猫まみれ展~アートになった猫たち-浮世絵から現代美術まで~」が行われる。開催日は9月21日~11月24日。観覧料は一般1,000円、大学生以下無料(学生証提示)。

高橋弘明<ジャパニーズ・ボブテイル>1924年

猫写真持参で割り引きされる「猫割」実施

同展では猫作品を愛するコレクター「招き猫亭」の協力をうけ、県内で初めてそのコレクションを紹介する。江戸時代の歌川国芳の浮世絵から現代の一風変わった個性的な作品などが公開されるのに加え、同館が所有する藤田嗣治氏の猫作品もあわせて展示されるという。

展示作品は、歌川国芳の「猫の百面相」、西誠人「伸太郎」、安本亮佑「きいろいねこ」、テオフィル・アレクサンドル・スタンラン「猫と少女」、南桂子「落ち葉と少女」、椿貞雄「とら寝る図」、小林清親「猫と提灯」、高橋弘明「ジャパニーズ・ボブテイル」など約290点。

そのほか、関連イベントとして、10月18日の11時と13時30分から「ジャズコンサート」(無料)が行われるほか、10月19日の10時から猫をモチーフにした原画を版画にするワークショップ「ねこde版画」、幼稚園から中学生を対象にした猫作品コンテスト「みんなで猫まみれ」を実施する。

また、9月28日、10月12日、11月15日の各日14時から、同館学芸員が作品の紹介や見どころを説明する「ギャラリートーク」も開催するとのこと。なお、展示可能なL版以下の猫写真を持参した来場者は当日券から100円引きになる「猫割」を用意。来場者には先着順で「猫まみれ展オリジナルしおり」がプレゼントされる(なくなり次第終了)。